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やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記 新潮文庫
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やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記 新潮文庫

小松左京(著者)

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やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記 新潮文庫

825

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2018/09/28
JAN 9784101097121

やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記

¥825

商品レビュー

4.5

14件のお客様レビュー

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2025/11/05

年譜が圧倒的ですね。すごい行動力。 目次 はじめに 第一部:やぶれかぶれ青春記 やぶれかぶれ青春記 「青春記」に書かれなかったこと ――漫画家としての小松左京……小松実盛 第二部:大阪万博奮闘記 ニッポン・七〇年代前夜 万国博はもうはじまっている 小松左京と走り抜けた日々……...

年譜が圧倒的ですね。すごい行動力。 目次 はじめに 第一部:やぶれかぶれ青春記 やぶれかぶれ青春記 「青春記」に書かれなかったこと ――漫画家としての小松左京……小松実盛 第二部:大阪万博奮闘記 ニッポン・七〇年代前夜 万国博はもうはじまっている 小松左京と走り抜けた日々……加藤秀俊 年譜

Posted by ブクログ

2025/05/20

小松左京はデビューが31歳であり、遅咲きのSF作家といってよい。しかし、ここからわずか8年後には万博のサブプロデューサーを務めることになる。小松の30代は恐ろしく濃密なものである。 先に8年後と書いたが、万博とのかかわりはそれより前である。本書の年表に従うと、未来学研究会を発足...

小松左京はデビューが31歳であり、遅咲きのSF作家といってよい。しかし、ここからわずか8年後には万博のサブプロデューサーを務めることになる。小松の30代は恐ろしく濃密なものである。 先に8年後と書いたが、万博とのかかわりはそれより前である。本書の年表に従うと、未来学研究会を発足し梅沢忠夫らと各国へ万国博の視察に行くのは1966年、小松は35歳だ。いまのぼくは、万博開催を迎えたときの小松と同年齢だが、自分が梅沢忠夫などと丁々発止のやりとりをできるとはまったく思えない。 本書の話をすると、前半は小松の学生時代を振り返るエッセイ、後半は万博に携わった顛末である。直接的なつながりがあるわけではない。 だが、共通する部分はある。小松の万博への関わり方は、いまとなっては公的なイベントに積極的に関わった小松左京という印象もなきにしもあらずだが、本書を読むと印象はかなり違う。むしろお上とは喧嘩ばかりしているし、冷ややかな視線さえ持っている。 小松の学生時代は戦時中が含まれている。学生時代と万博に関わっていた時代のつながりは一見わかりにくいが、通して読むとたしかにつながっている。 教師=万博協会=国家と、生徒=未来学研究会=大衆は対になっている。だから、生徒と教師は対立するし、協会と研究会は喧嘩もする。梅棹らと囲んでいる会合も、学生らが徹夜で話してるような雰囲気がある。 万博の顛末では、理念の重要性について幾度となく語られる。これは2025の大阪万博でも批判的に取り上げられたものである。2025年の万博には理念がない。当事者らは「ある」というのかもしれないが、少なくとも理念が大衆に伝わっていないことはまちがいないと思う。 2025年の万博が成功か失敗かを判断する能力はぼくにはないし、あったとしてもいまはまだ判断できるタイミングではない。ただ、1970年の万博が成功し、そのかげには小松らの活躍があったことは疑い得ない、そう思わせてくれる一冊だった。

Posted by ブクログ

2025/05/08

「やぶれかぶれ青春記」。1969年に受験雑誌『蛍雪時代』に連載されたというのだから驚きだ。学生運動が最高潮に達していた頃である(東大の入試も中止になった)。読んだ高校生・浪人生には相当なインパクトがあったかもしれない。 「青春記」には、戦中と戦争直後にかけての、旧制中学から旧制高...

「やぶれかぶれ青春記」。1969年に受験雑誌『蛍雪時代』に連載されたというのだから驚きだ。学生運動が最高潮に達していた頃である(東大の入試も中止になった)。読んだ高校生・浪人生には相当なインパクトがあったかもしれない。 「青春記」には、戦中と戦争直後にかけての、旧制中学から旧制高校のことが赤裸々に綴られている。破天荒、過激な行状、壮絶ともいえる経験。そして教育への不信、国家への不信、政治への不信。あきらめと打たれ強さ。ペシミズムとオプティミズムが交錯する。小松左京の作品の持ち味はこの時にできあがったのかもしれない。中学時代の友人には高島忠夫も登場する。 ところが、この「青春記」には書かれていないことがある。小松は旧制高校の時に漫画家としてデビューし、京大生時代にはモリ・ミノルのペンネームで3冊の漫画本を出しているのだ。小松はこの過去を封印していた。なぜ封印していたのか? 2018年に出たこの文庫版には、次男の小松実盛氏の手記が収録されている。タイトルは「「青春記」に書かれなかったこと――漫画家としての小松左京」。謎を解いてくれる貴重なボーナストラックだ。

Posted by ブクログ