商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2018/07/20 |
| JAN | 9784163908724 |
- 書籍
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彼女は頭が悪いから
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彼女は頭が悪いから
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商品レビュー
3.7
302件のお客様レビュー
彼らは人の心が分からないから
本書は現実に起こった事件に着想を得た小説との注釈が付いているが、作中人物の行動や心情等は、事件の実相とかなりオーバーラップしているのではないか。特に、加害者となった東大生や被害者となった女子大生の心理描写は鋭く、秀逸であり、核心をついていると感じた。実際の事件が世間の耳目を集めた...
本書は現実に起こった事件に着想を得た小説との注釈が付いているが、作中人物の行動や心情等は、事件の実相とかなりオーバーラップしているのではないか。特に、加害者となった東大生や被害者となった女子大生の心理描写は鋭く、秀逸であり、核心をついていると感じた。実際の事件が世間の耳目を集めたのは、加害者が東大生であったからに違いないが、断罪されるべきは、「勘違い」女子大生の軽率な行動でも、頭脳明晰な東大生が犯した破廉恥な行為でもなく、その時点で東大生であった無知蒙昧な「勘違い」男らによる犯罪行為それ自体であるというべきであろう。この小説で著者は、必ずしもそのような観点では描かず、加害者が東大生であったという属性から随所で東大生をこき下ろしているが、事件が、人の心の純情や痛みに対する感受性や想像力の欠如が生んだ許しがたい犯罪であるという描き方においては共感できるものであり、まさに加害者である「彼らは人の心が分からない」のである。
fugyogyo
気分の悪い作品だった。いくら頭が良くても、人の気持ちが分からない人は、好きになっちゃいけない。肝心な所で感じ方が違う人は、絶対選んじゃいけない。いくら、若さゆえの、一時の迷いであっても。こんなにも、互いが、違う世界にいるなんて悲しい。 読み始めは、ひたすらイヤな気持ちが続いたけど...
気分の悪い作品だった。いくら頭が良くても、人の気持ちが分からない人は、好きになっちゃいけない。肝心な所で感じ方が違う人は、絶対選んじゃいけない。いくら、若さゆえの、一時の迷いであっても。こんなにも、互いが、違う世界にいるなんて悲しい。 読み始めは、ひたすらイヤな気持ちが続いたけど、美咲が逃げ出して訴えたところから、徐々にスピード感が増した。心に傷を負っても、やっぱり反撃しなくちゃ。どんな相手だって、対等に付き合わないと。三浦教授みたいな人になりたい。人は変えられない。でも、自分は変わることができる。 胸糞だと思ったけど、私、この話し嫌いじゃない。美咲に、心から、幸あれと願う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
SNSで最近この本を話題にしていた方がいたので読んでみた。想像以上に胸糞な出来事。 選民意識でしか人を見られない大学生たち。彼らは自分たちは特別で、自分より下に見た人はどこまで貶めてもいいという、残酷なことを無邪気にやってのける神経を持つ。さらにショックなのは、女性なのに傷ついた女の子の気持ちを理解しない、「頭のいい」息子が正しい、と信じるエリート学生の母親たち。 弱者を鞭打つ社会の偏見は、常に誰かを笑い貶める自分たちを正当化するモンスターのような彼らが増幅させていくのだろうと感じた。 かなり強烈な作品でした。
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