商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2018/05/30 |
| JAN | 9784344427303 |
- 書籍
- 文庫
人魚の眠る家
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
人魚の眠る家
¥924
在庫なし
商品レビュー
4
759件のお客様レビュー
テーマは「脳死」。 この家で殺人事件が起こるのかって勝手に思ってたけど、ミステリーでもなくファンタジーでもなく、娘の死に際し正面からこの重いテーマに向き合った作品。 でもエンディングは、東野圭吾さんらしくキラッと締めてくれました。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とても読みやすく考えさせられる物語でした。 東野圭吾さんの小説は本当に好き。理路整然としていて1文1文に説得力があって、人間の感情を丁寧に積み上げてくれる。 無駄な場面転換がないので物語に入り込みやすいし、必ず僕らを心揺るがすところに導いてくれる安心感がある。それがどれほどありがたいか。この本もそれをすごく感じました。 序盤はテクノロジーよりの内容で、BMIという脳と体をつなぐ神経の役割を果たす機器の研究開発をする障害者支援技術の話。 あくまで脳機能が生きている場合に活用できるものだそうです。 それを脳死宣告された患者に対しても、脳が動かないならその機能を肩代わりすればよいという技術的な発想がすごく面白い。 ただその技術の進歩が、かえって人間の選択を苦しめることになり、「身体が動くこと」と「その人が生きていること」は同じなのか、という問いへつながっていく。 身体が動けば、家族は「まだ生きている」と感じられるかもしれない。しかし、そのことが本人の意識や意思の存在を証明するわけではない。 何とも皮肉な話です。 技術ができることと、人間が望むことは同じではない。この隔たりが、薫子たちを苦しめるのですよね。 薫子は娘を守ろうとしている。その気持ちは理解できる。 一方で、夫や家族親戚にもそれぞれの生活や苦しみがある。薫子の選択が周囲に与える負担も無視できない。 家族という最も身近な関係が、愛情だけでは解決できない問題を生んでしまっている。 誰の言い分も理解できる分、終わりのない迷路に迷い込んだような閉塞感を感じて読んでいてつらかったです。 自分の子が脳死宣告されたらどうするかを考えずにはいられませんでした。 そりゃ理性的には助かる見込みがないのであれば脳死判定させて臓器提供させるべきと考えるのでしょうが、目の前に眠ってるだけのような子供がいて、その時間が1日でも長く続くならそっちを選びたくなる気もする。 物語は落ち着くところに落ち着いて、心温まる読後感ではあったけれど同時に現実の厳しさは如何ともしがたい、そんな感想でした。
Posted by 
終始薫子の言動が身勝手なように感じた。母親として娘にどんな形でも生きていてほしい、そのためなら全てを捧げるという意思は理解できる。けれどそこに娘の意思は反映されているのだろうかという疑問が残ってしまった。 意思疎通がとれない人の意思を汲み取るのなんて、所詮は想像でしかなくてい...
終始薫子の言動が身勝手なように感じた。母親として娘にどんな形でも生きていてほしい、そのためなら全てを捧げるという意思は理解できる。けれどそこに娘の意思は反映されているのだろうかという疑問が残ってしまった。 意思疎通がとれない人の意思を汲み取るのなんて、所詮は想像でしかなくていくらでも汲み取る側の事情が入りうる。そう考えたら、最後まで自分のエゴを押し通した薫子が一番自己欺瞞がなくて潔いのかも。娘のためと自分のためが分けられないんだろうな。娘の命と自分の愛情は別物なのに。でも愛にはエゴが混ざらないと、欲求として成り立たないよね。
Posted by 
