商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2018/05/30 |
| JAN | 9784344427303 |
- 書籍
- 文庫
人魚の眠る家
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
人魚の眠る家
¥924
在庫なし
商品レビュー
4
712件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チャッピーさんに東野圭吾でおすすめしてもらって読んだ。初読み。面白かった。水難事故で寝たきり恐らく脳死になった娘。死とは何か。生きているとはどういうことか。 まず奥さんが美しく、家にお金があるからこそできた所業でもある。精神科医も、研究員の星野さんも、奥さんに惚れ込む設定いらなかったような。 リハビリ知識等、東野さん博識だなあ… 通して、弟の生人がかわいそう… 事故に遭わせてしまった祖母の気持ちも痛いほどよくわかった。夫や、星野さんの彼女含め、気持ち面の描き方がすごく、ドラマだった。こんな結末とは、と何かで見たが、私としては納得のいく終わり方だった。プロローグ意味があったな! 美しくモテる奥さんも、どんどん狂気じみていってすごい…四章の本を読みに来る人、先生になりすまして募金活動していたとは、ミステリー要素で驚いた。完全に先生が怪しい人だと思ってました… 五章は狂気の真骨頂ってかんじで、ここで終わったら後味悪いな、こんな結末はいやだと思ったけどそうではなかった。
Posted by 
『“生”のカタチ、その選択肢をここまで深く考えさせられる作品はあるだろうか』 本作の最も大きなテーマは「脳死」と「臓器移植」。 日本の法律上、脳死と心臓死は2つの形態の“死”として扱われている。 病院にて脳死判定(いわゆる“脳死”しているということを診断する為の検査)を受けた場...
『“生”のカタチ、その選択肢をここまで深く考えさせられる作品はあるだろうか』 本作の最も大きなテーマは「脳死」と「臓器移植」。 日本の法律上、脳死と心臓死は2つの形態の“死”として扱われている。 病院にて脳死判定(いわゆる“脳死”しているということを診断する為の検査)を受けた場合、たとえ心臓が動いていたとしても、その人は亡くなったと判断され、本人、もしくは家族が同意した場合、臓器移植が行われる。 ただし、仮に脳死の可能性が高い状態であると医師に宣告されたとしても、脳死判定を受けず、心臓が動き続けている状態である限り、その人は“生きている”を判断される。 本作は、幼くして水の事故により意識障害となってしまった娘・瑞穂とその家族を描いている。 瑞穂は脳死の可能性が高いと医師から宣告されるも、最新鋭のテクノロジー技術により彼女は、まるで眠り姫のように生き続ける。 「この世には狂ってでも守らなければならないものがある」 これは瑞穂の母・薫子が、父・和昌へ向けて発した言葉である。 和昌は脳や脊髄の損傷により、自由に自身の身体を動かすことができない患者へ先進的なテクノロジーで不可能を可能に変える仕事をしている。 そんな和昌は、意識障害の娘を生き続ける為に力を貸すことへ最初は積極的だったが、機械の力で生存させていることに段々と疑問を持ち、悩み始める。 そんな和昌に対して薫子は、たとえ周囲からどんな反応をされようと、決して目が覚ますことがない瑞穂を守り続けることを誓う。 これは何物にも変えることができない薫子が娘に持つ愛の形なのであろう。 ただ、それを読者という第三者視点から読んでいると、『感動』と『歪さ』の両方を感じてしまうのも、この作品の読み応えをあげているのではと感じている。 外野や親族からの心無い声や反応などに屈する事なく、瑞穂の介護をする薫子の姿には、母が子を守りたいという気持ちを体現しているようで深い感動を感じる。 ただその一方、「瑞穂は生きている」ことを周囲へ伝える為、脳死や瑞穂の状態に関する事前情報がない人に対して殆ど押し付けに近い状態で瑞穂について語り、ふれあいの場を設けさせることもある。 この薫子の行動には、気持ちは分かるが強い反発の気持ちが湧いてくる。 人にもよるとは思うが、事前に知識がなかったりする場合、瑞穂のことに驚き、すぐに受け入れて理解を示すまでには時間がかかってしまうのではないだろうか。 上記のように様々な想いが浮かび上がる作品ではあるが、瑞穂のような状態の方が世には存在していることは事実である。 本作を読むとき、「自分だったらどうする?」というのを考えながら読んでみると、登場人物一人ひとりの考えをより深く理解できるのではと思う。
Posted by 
突然の娘の事故から始まる物語。序盤から中盤までは薫子と同じ気持ちで読み進めていたが、中盤から終盤にかけて固執しすぎる行動に対して、母親の狂った執念の強さに心を動かされていた。作中でもあったが、自分の子供の場合と他人の子供の場合では同じ決断ができるとは100%言い切れないところに、...
突然の娘の事故から始まる物語。序盤から中盤までは薫子と同じ気持ちで読み進めていたが、中盤から終盤にかけて固執しすぎる行動に対して、母親の狂った執念の強さに心を動かされていた。作中でもあったが、自分の子供の場合と他人の子供の場合では同じ決断ができるとは100%言い切れないところに、「すべてを論理的には判断できない」弱さと人間らしさが垣間見えたことに考えさせられた。
Posted by 
