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ののはな通信
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ののはな通信

三浦しをん(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/05/26
JAN 9784041019801

ののはな通信

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商品レビュー

3.5

255件のお客様レビュー

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2025/10/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

読み切っちゃった。 最近流行りのXの読書垢の方のポストで何度か見かけてた。三浦しをんさんの本。『舟を編む』より先に手に取ってしまった。 ののはなという優しい響きから、もっとポワンとした印象を思い描いていたんだけど、なかなかひりつくものもあり、最後にはずいぶんと大きなテーマに辿り着いていた。 「のの」こと野々原茜と「はな」牧田はなという高校の同級生の手紙のやりとりで綴られる2人の半生。どうやら2人は私と同世代らしい。交換日記、ではないのよね。毎日会う2人なのに、短いものだとメモのやり取り、わざわざ家で書いてきたものを渡して後で読んでもらう。これもわざわざ郵送、時には速達にしたり「親展」としたり。 2人の関係はいつしか友情を超え、恋愛とお互い認識される。そして最初の別れ。数年の月日を経て大学生になった2人はまたやり取りを始める。 更に2000年代、メールというツールが登場し、違う人生を歩んでいる2人は三たびやり取りを始める。外交官の妻となってアフリカに駐在するはなと東京でライターをしているのの。 面白いのは、15歳から始まる書簡の文章が、時を経てきちんと老成されていってること。と言っても2011年が最後だから、まだそこそこ若いとも言えるんだけど。 はながいたアフリカの国はどうやら架空の国らしい。ルワンダを連想したけど、特に決まったモデルがあるわけではなく、いくつかの出来事を組み合わせてあるように思えた。 きっちり結末をつけたい人には、少し消化不良を起こさせるかもだけど、私はじんわりとしたものが込み上げてきた。

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2025/10/27

なんと深い作品なのか 2人の女性の手紙のやり取りを通しての作品です。 それぞれの人生観や価値観、愛とは何か、善とは何か……。 明確な答えは出ないものの、一つの信念が見えてくる。 ただし、第一章は少々退屈。 大学生以降、特に後半は「2人はどうなるの?」とハラハラしながらも読み終えた...

なんと深い作品なのか 2人の女性の手紙のやり取りを通しての作品です。 それぞれの人生観や価値観、愛とは何か、善とは何か……。 明確な答えは出ないものの、一つの信念が見えてくる。 ただし、第一章は少々退屈。 大学生以降、特に後半は「2人はどうなるの?」とハラハラしながらも読み終えた。 心に残るフレーズもたくさんありました。

Posted by ブクログ

2025/10/25

読み始めてしばらくはどっちがののちゃんでどっちがはなちゃんか区別つかなかったけど、読み進めるうち性格が際立ってくる。返信がなかなかなくて一方通行が続くと、どうしたのかな?何かあったのかな?と心配しちゃうくらい、面白かった。最後どうなったかまで書いてくれてないから気になるけど、物語...

読み始めてしばらくはどっちがののちゃんでどっちがはなちゃんか区別つかなかったけど、読み進めるうち性格が際立ってくる。返信がなかなかなくて一方通行が続くと、どうしたのかな?何かあったのかな?と心配しちゃうくらい、面白かった。最後どうなったかまで書いてくれてないから気になるけど、物語の終わりとしてはあれでいいのかな。

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