商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/03/09 |
JAN | 9784167910297 |
- 書籍
- 文庫
長いお別れ
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長いお別れ
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商品レビュー
3.8
124件のお客様レビュー
認知症が発症してから家族に迫られる介護の日々の十年。だんだん会話がままならなくなる、わがままを言い始めるリアルな生活なのだが何故かそんなに重く感じない。世話をする曜子さんがそれに無理してないように感じるからなのだろうか。愛情とか飛んで憎しみが募ってきそうなのに。実際はかなり大変な...
認知症が発症してから家族に迫られる介護の日々の十年。だんだん会話がままならなくなる、わがままを言い始めるリアルな生活なのだが何故かそんなに重く感じない。世話をする曜子さんがそれに無理してないように感じるからなのだろうか。愛情とか飛んで憎しみが募ってきそうなのに。実際はかなり大変なのも想像できるのだが、何故かこのままこの生活をみていたくなる。 そうくりまるなよ。語彙もなくなってきて日本語にもならなくなっても、何故か娘と会話が通じているようで何かを超えた愛なのかと思わされる。 あっさりと十年が終わってしまった時も、リアルにこんな感じなのかも。 娘達とほぼ同年代の自分にとっても近い未来に訪れるのかと身に迫られた作品だった。
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曜子さんが明るいので、重い内容なのに読みやすかった。 在宅介護、ここまでメンタル保ちながらうまくやれるものかな?介護する側が参ってしまいそうだけど。 網膜剥離の手術後、何とか早く治そうと医師の言葉通りうつ伏せを頑張る曜子さん、めちゃくちゃ可愛らしかった。一緒に退院できてよかった...
曜子さんが明るいので、重い内容なのに読みやすかった。 在宅介護、ここまでメンタル保ちながらうまくやれるものかな?介護する側が参ってしまいそうだけど。 網膜剥離の手術後、何とか早く治そうと医師の言葉通りうつ伏せを頑張る曜子さん、めちゃくちゃ可愛らしかった。一緒に退院できてよかったね。 ラストシーンも良かった。 「長いお別れ」って、良い表現だな。
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2024.8.27 認知症の父を持つ3人の娘とその妻のお話。 人間は何もできない状態から始まって、何もできなくなって終わってしまうんだなと思った。 介護している周りの家族も辛いけど、1番辛いのはきっと本人なんだろうなぁと思うと苦しい。
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