商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | パイインターナショナル |
| 発売年月日 | 2018/01/18 |
| JAN | 9784756250124 |
- 書籍
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陰翳礼讃
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陰翳礼讃
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商品レビュー
4.4
63件のお客様レビュー
「なぜ日本人はうすくらがりが好きなのか」。西洋文明への「負け惜しみ」を含んだ谷崎独自の東洋文明論。谷崎が「薄暗いトイレは落ち着く」とか「電球は暑苦しい」とかつらつら述べるんだけど、これが妙な説得力。ほほう、これが噂の「大谷崎」ワールドかぁ……ってなった。関東大震災で洋館の自宅を焼...
「なぜ日本人はうすくらがりが好きなのか」。西洋文明への「負け惜しみ」を含んだ谷崎独自の東洋文明論。谷崎が「薄暗いトイレは落ち着く」とか「電球は暑苦しい」とかつらつら述べるんだけど、これが妙な説得力。ほほう、これが噂の「大谷崎」ワールドかぁ……ってなった。関東大震災で洋館の自宅を焼かれ、関西に移住した谷崎の「実感」がこもっているからだろう。 今の私たちは、スマホも含めて視覚を使いすぎだと思う。西洋の影響を受けた清潔で明るい家は快適だけど、刺激が多すぎて脳のバッファが足りなくなってるのかも。かつての日本人が持っていた、「陰翳」の中にじっと沈み込むような瞑想的な感覚を、情報過多の今こそ大事にしたいな、と感じた。 大川氏の写真もすごく良くて、「漆器の中に闇を見る静けさ」のような感覚がじわーっと染みてくる。 たまには部屋の電気を消して蝋燭でもつけて、スマホも置いて、この濃密な陰翳の中にどっぷり浸かってぼーっとしてみるのもいい。そんな、時間が止まったような「悠久」の怖さを味わってみたくなる本。
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陰翳を日本人は好み、西洋人は好まないという話。以下の文は、この本が単なる文句じゃないし、私もこうありたいと思った。 ー尤も私がこう云うことを書いた趣意は、何等かの方面、たとえば文学芸術等にその損を補う道が残されていはしまいかと思うからである。 ーわれわれの先祖は、いつしか陰翳...
陰翳を日本人は好み、西洋人は好まないという話。以下の文は、この本が単なる文句じゃないし、私もこうありたいと思った。 ー尤も私がこう云うことを書いた趣意は、何等かの方面、たとえば文学芸術等にその損を補う道が残されていはしまいかと思うからである。 ーわれわれの先祖は、いつしか陰翳のうちに美を発見し、やがては美の目的に添うように陰翳を利用するように至った。 ー文明の利器を取り入れるのに勿論異論はないけれども、それならそれでなぜもう少しわれわれの習慣や趣味生活を重んじそれに順応するように改良を加えないのであろうか。
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わたしにとって、筆者が考える影の人に与える影響や感じ方は、普段生活の中で触れて、無自覚に分かっていたけれど、答えがでなかった事や新しい発見であった。美徳感や美しさ、快適、不都合さは現在の物が溢れている世の中で、人生を豊かに生きるために、再定義し考えなければならないと思う。海外の人...
わたしにとって、筆者が考える影の人に与える影響や感じ方は、普段生活の中で触れて、無自覚に分かっていたけれど、答えがでなかった事や新しい発見であった。美徳感や美しさ、快適、不都合さは現在の物が溢れている世の中で、人生を豊かに生きるために、再定義し考えなければならないと思う。海外の人と日本人の考え方の違いも面白く、物事の観点が大きく面白かった。忘れたころにもう一度読み返し学びたい本である。
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