星空の谷川俊太郎 質問箱

谷川俊太郎(著者)

• 販売会社／発売会社: ほぼ日
• 発売年月日: 2018/01/18
• JAN: 9784865013115

商品レビュー

2025/01/11

言葉の散策。良い言葉たちに出会って、良い気分。詩人の言葉は、世界の見え方やいのちの見え方を、柔らかく変えるのだなあ。。

・詩情（poegy）

・自分が生まれる前から巨大で豊かな日本語の大地とでも言うべきものが存在していて、ぼくはそこに根を下ろして、そこから植物のように書くことを吸い上げてる感じ。
♯若い頃、豊かに根を張った幹の太い木のようになりたいと思いながら勉強していたことを思い出す。
いま、私も、大地から色々吸い上げて、花を咲かせることができているのかも。もっと花を。もっと果実を実らせたい。

・宇宙がふるさとだと自然に感じられるようになりたい

・「地球へのピクニック」
ここで一緒に縄跳びをしよう　ここで
ここで一緒におにぎりを食べよう
ここでお前を愛そう

ここでただいまを言い続けよう
ここで熱いお茶を飲もう
ここで一緒に座ってしばらくの間
涼しい風に吹かれよう

・無為（自然のままで、作為的でないこと）

・野放図（1.しまりがなく何をするか分からないこと。2.際限のないこと。）

2024/11/28

人は、何をしに生まれてくるのですか。という質問に対し、谷川さんの答え。

人は何かをしに
生まれてくるのわけではありません。
生きているのが楽しくて
幸せだと思えるように生きる、
そのために生まれて、
生きているんです。

2024/09/25

まず、傷ついた描写があったのでジェンダーに苦しんでいる人は避けた方が良い。私は辛かった。何気ない一言で傷つく方は特に気をつけた方が良い。

以下の感想は傷ついたページ以前のことについて書いてあるので、あとのページは知りません。読んでいない。

『谷川俊太郎質問箱』から続けて読んだ。
宇宙との繋がりについて、とても宗教的な印象を受ける。言葉は各々触れるものによって、体験するものによって育まれ、互いの辞書を通して交わされるものだと思う。谷川俊太郎さんはその辞書の間にあるフィルターの編み目が大きい気がする。質問者の方に目線を合わせておはなしをしている空間を見たけれど、その最中の谷川さんの目まで見えた気がして、鳥肌が立つ瞬間があった。目の前に居るような気がした。