1,800円以上の注文で送料無料

一握の砂
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1224-36-03

一握の砂

石川啄木(著者), 近藤典彦(編者)

追加する に追加する

一握の砂

1,100

獲得ポイント10P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 桜出版
発売年月日 2017/10/01
JAN 9784903156231

一握の砂

¥1,100

商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/04/17

テーマごとに分けた完璧な構成を、最後イレギュラーな八首が崩しにかかり、息を詰めて読んだ。 この八首がアクセントになり最高の歌集に昇華した。 「与謝野晶子」と『橋のない川』と「石川啄木」が星座のように繋がり、短歌は社会的になれると理解した。 同じ歌を何度も読む。すると情景のレイ...

テーマごとに分けた完璧な構成を、最後イレギュラーな八首が崩しにかかり、息を詰めて読んだ。 この八首がアクセントになり最高の歌集に昇華した。 「与謝野晶子」と『橋のない川』と「石川啄木」が星座のように繋がり、短歌は社会的になれると理解した。 同じ歌を何度も読む。すると情景のレイヤーが重なりひとつの絵になる。 そこから映画のワンシーンのように、レイヤーがフィルムに変わり動き出す。 啄木の歌は、輪郭を伴ってワンシーンになる。

Posted by ブクログ

2024/08/06

哀愁を帯びた著者の人握りの人生を砂のようにスラスラ書き留めた言葉が一瞬で語られていく。 切なくて掴めそうで掴めないそんな感覚を抱く作品でした。

Posted by ブクログ

2024/07/31

あまりにも暗い歌が有名だけど、ただ暗いだけじゃなく人間の生活をそのまま歌っているのが良い。日常生活に隠れている小さな喜び、不安に駆られる思い、故郷を思う気持ち、人間にとって普遍の感情を包み隠さず歌う啄木の歌は素晴らしい。 特に「我を愛する歌」に出てくる歌の多くは最高傑作だと思う。

Posted by ブクログ