商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/11/01 |
JAN | 9784062816632 |
- 書籍
- 文庫
ワイルド・スワン(上)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ワイルド・スワン(上)
¥1,540
在庫あり
商品レビュー
4.4
12件のお客様レビュー
メディアを活用し、相互監視の仕組みを構築し、嫉妬や猜疑心を煽り、市民同士を対立させる。文革時代の中国がやったことは、sns時代の先取りだっのか。その中で自由に生きるとは、家族のつながりを大事にすること、本を読み勉強すること、旅に出ること、そして孤独になること。主人公は恋愛の機会に...
メディアを活用し、相互監視の仕組みを構築し、嫉妬や猜疑心を煽り、市民同士を対立させる。文革時代の中国がやったことは、sns時代の先取りだっのか。その中で自由に生きるとは、家族のつながりを大事にすること、本を読み勉強すること、旅に出ること、そして孤独になること。主人公は恋愛の機会に何度か恵まれたが、どれも成就することができなかった。 詩のような美しい文章で、壮絶な迫害のシーンですら、少しの爽やかさを感じさせてしまう。恐ろしい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
23.12.28~24.1.13 中国のこと、ほんと知らなすぎた。自分が生まれた頃なあんな悲惨なことがあったとは。日本人にうまれたから良かったけど、中国に生まれてたら、、、と思うとぞっとする。 貧しくて、生まれた女の子を捨てなければならない話とか、大飢饉のとき、3歳の子が行方不明になって、母親がたまたま娘と同じ服装をした女の子の服を調べたら、行方不明の娘の服で、その女の子の両親は精肉店経営者で、子供をさらって殺しては、獣の肉として売ってた話とか、衝撃。 毛沢東って名前は知ってるけど、あとは何も知らなかった。この本は中国では発売禁止だそうで、未だにそんなことやってるのか!
Posted by
想像を絶する中国の近代史。 強く印象に残って忘れられないのは、 著者の曽祖母に名前がなかったということ。 纒足を含めた女子の扱われ方、国との関係性、 飢饉の悲惨さ、相互監視からの猜疑心…などなど、 実際の経験談(伝聞込み)には恐ろしいほどの説得力がある。 下巻はあの文革の核心か...
想像を絶する中国の近代史。 強く印象に残って忘れられないのは、 著者の曽祖母に名前がなかったということ。 纒足を含めた女子の扱われ方、国との関係性、 飢饉の悲惨さ、相互監視からの猜疑心…などなど、 実際の経験談(伝聞込み)には恐ろしいほどの説得力がある。 下巻はあの文革の核心か…。 読みたいけど怖い気もする。 今年の夏は『さらば、わが愛〜覇王別姫』を7回観た。 それもありこの本に興味を持ったが、想像以上に重い。 自分が知らないだけで、昔の日本も悲惨な状況があったのかも知れないが、やはり思想の制限や政府への妄信など、経験したからこそ語られる強さを感じた。
Posted by