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江戸川乱歩作品集(Ⅰ) 人でなしの恋・孤島の鬼 他 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2017/11/17 |
| JAN | 9784003118146 |
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江戸川乱歩作品集(Ⅰ)
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江戸川乱歩作品集(Ⅰ)
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商品レビュー
4.7
14件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
乱歩は人情の機微を細やかに表現しているようで、それが不気味さとあいまって印象深かった。『蟲』は最後の方はグロテスクで顔がゆがんだが、純粋に死んだあとはこんな風になるのかということ、また見えない敵によって少しずつ内側から蝕まれていき、どうにも抗いようがなく困窮していく切羽詰まった愛造の心が伝わった。『孤島の鬼』は乱歩には珍しい長編だったが、集中力が削がれることなく一気読みをした。特に秀ちゃんの日記は、読むうちに自然と全貌が明らかになる書き方が秀逸で、この作品全体で心理バイアスをうまく利用している気がして面白かった。井戸の中に入って宝物を探す所からは、『オペラ座の怪人』との類似性を感じた。次々と謎を解き明かす論理的な諸戸の活躍が素晴らしく、最後の終わり方も期待通りな感じだった。
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孤島の鬼目当てで読んだ乱歩作品集。 江戸川乱歩、独特の気味の悪さに推理要素も広がりどんどん話が広がってテンポ良く読めて面白かった。最後の一文の満足感が半端ない。諸戸道雄…
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岩波文庫『江戸川乱歩作品集I』(浜田雄介編)を読了。 『日記帳』『接吻』『人でなしの恋』『蟲』『孤島の鬼』を収録。 乱歩の描く「執着」や「愛」の形が、短編から長編まで濃密に詰まった一冊だった。特に印象に残ったのは中編・長編の二作。 『蟲』 厭人病の主人公が、独自の論理で殺人に走り、殻に閉じこもっていく過程には生理的な嫌悪感を覚えた。特に、ようやく自分のものにしたはずの愛する人が、遺体となって腐敗していくのを止めようと抗う描写があまりにリアルで、読んでいて辛くなるほど。 狂人と化した彼にとって、自ら命を絶つ結末は、悲劇というよりは当然の帰結のように感じられた。 『孤島の鬼』 同性愛、愛する人の死、人体改造……と、読み進めるごとに内容の辛さと重みが増していく。 最初は長さにおののいたが、中盤の「秀ちゃんの手紙(人外境便り)」を境に、個人の愛憎劇から壮大な陰謀劇へとスケールが一気に広がり、物語にのめり込んだ。 特筆すべきは、諸戸道雄という人物。彼の主人公に対する想いは、見返りを求めない「献身」そのものだった。全てを終えて病で静かに去っていく彼の姿が忘れられない。 ラストは主人公と秀ちゃんが結ばれるハッピーエンドではあるが、失ったもののあまりの大きさに、手放しでは喜べない静けさが残った。 人間の「業」の深さと、物語の引力に圧倒される読書体験だった。
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