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鳥たち 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2017/11/17 |
| JAN | 9784087456585 |
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鳥たち
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鳥たち
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商品レビュー
3.3
40件のお客様レビュー
あまりに主人公が痛切で、読む時期を悩んで5年くらい積んでしまった作品。宮本輝との対談「人生の道しるべ」で触れられており、時が来たので読んだ。 幼い時期にアメリカで共同生活をし、お互いの母を自死で亡くしたまこちゃんと嵯峨。日本に戻り、母の記憶を辿りながら自分を開示できる大人や友人...
あまりに主人公が痛切で、読む時期を悩んで5年くらい積んでしまった作品。宮本輝との対談「人生の道しるべ」で触れられており、時が来たので読んだ。 幼い時期にアメリカで共同生活をし、お互いの母を自死で亡くしたまこちゃんと嵯峨。日本に戻り、母の記憶を辿りながら自分を開示できる大人や友人を見つけ、ようやくいまの自分と出会いなおす物語。 最初から明るいテイストではなく、死の匂いがぷんぷん。大学での妬み嫉みはあるし、運命共同体である嵯峨との関係が噂立てられたり、悪夢も見る。嵯峨と教授はそんなまこちゃんをよく理解していて、男の優しさを男の言語で伝えようとする。嵯峨は距離が近すぎるからかなかなか伝わらないけど、教授が大人として先生として話してくれる時、すべてはつながる。 もうラストはボロ泣き。そしてやっぱり今でなければ読めなかったと確信する。ばななさんの作品には、たまにこういうタイミングがかちっとはまることがある。
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ずっと不穏な空気でしたが、段々と空気澄んでいくようで、なかなか味わえない感覚だったと思います。 悲しいことがあったらまた読みたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
よしもとばなな氏は1987年に『キッチン』でデビュー。 その後ヒットを連作。父親は批評家の吉本隆明氏。 なお本作は2014年の作品。 ・・・ 主人公の女子大生まことは、彼氏の嵯峨の子を宿すことを夢見つつ演劇に没頭する。 まことと嵯峨はどちらも親を自殺で亡くした遺児。彼らはいわゆる新興宗教のような共同生活を米国で送っていた。そのトップが亡くなり、それを追うように嵯峨の母親が後を追い、そしてまことの母親も、ある日ふつっと自死してしまう。 彼らはその後日本に送還され、施設を経て世に出るが、その経験の衝撃の大きさ故周囲からは浮いてしまう。 まことは子どもより死を選んだ母親への複雑な気持ちを克服できずにいるが、嵯峨との会話や大学の担当教員の末長教授との会話などから徐々に過去ではなく将来へ目を向けるようになる。 ・・・ やや重苦しい雰囲気の作品、というのが印象でした。 そして章立てがなく、数行の空白を区切りとして置く以外には特段切れ目がない構成となっています。 このため、読者は常に主人公まことの視点で、日常が日常故にだらだらと続くような感覚が読んでいてありました。 なお、日常というのは、学校での演劇のこと、級友や面倒な先輩のこと、彼氏の嵯峨のこと、そして母親の死とそのわだかまった気持ち・それを起因とする悪夢のこと。 また、このまことというのが、過去の親の自死を精神的に克服できていないため、嵯峨に強くあたったり、時に上から目線で同級生を眺めたり、やや必要以上に「自分は周囲と違うんだ」感を出すような記述になっていました。 私なぞは、読んでいて感情移入がどんどん解けてゆき、むしろ冷静に数歩下がってこの女性主人公を見るような気分になりました。とりわけ筆者自身によるあとがきがややファンタジー的な書きぶりで、これを読んだあと、本作の感想はちょっと揺らいでしまったのは事実。あとがきは読まなかった方がよいかも、と密かに思いました。 ただ、自死遺族の気持ちを綴るという意味では貴重な作品だったと思います。 私の高校時代の友の一人も、奥さんと子ども一人を残して、自死してしまいました。かれの子ども、妻、両親はこの主人公と似たような気持ちになるのかもしれない、と思いつつ読み進めました。 ・・・ ということで、よしもと氏の作品でした。実は初めてだったかもしれません。 本作後書きを読み、更にwikipediaを読むと、大分印象が変わったのは事実です。 優先度はやや下げたうえで、今後もトラックしてみたいと思います。
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