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鳥たち 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2017/11/17 |
JAN | 9784087456585 |
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商品レビュー
3.2
36件のお客様レビュー
久しぶりにばなな作品を読むと、彼女の言うところの「魂の充電」ができるような気がする。率直で美しい言葉に揺蕩い、じんわりと広がる温かみに回復しながら、心が擦り減っていたということに気づかされるのだ。 タイトルがとても好きだ。私も鳥のように自由なれたら。 お金や将来への心配、焦り...
久しぶりにばなな作品を読むと、彼女の言うところの「魂の充電」ができるような気がする。率直で美しい言葉に揺蕩い、じんわりと広がる温かみに回復しながら、心が擦り減っていたということに気づかされるのだ。 タイトルがとても好きだ。私も鳥のように自由なれたら。 お金や将来への心配、焦り、他人との摩擦が絶えない現代社会では、いとも簡単に切羽詰まった生き方へと流されてしまう。「大きな気持ち」で物事を捉え、幸せを一つ一つ噛み締めながら生きれたら。陰や深淵を遠ざけるのではなくそばに従えながら、人生の輝きを丁寧に抱擁するような、そんな大人になっていけたらとつくづく思うのだ。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - あとこれは大事なことに感じたから書き残しておくのだけれど、「水野さん」たちのような「ギラギラとした」大学生の描写は、主人公のそれと対極的な「普通の」姿であると見せかけて、全くそうではない。むしろ「変わった」まこに一定の理解を見せるところに私は成熟性を感じるし、開かれない限り相手に想いを馳せないまこの方が、異物を認めるキャパシティの無さと幼さを感じる。実は私の理想の大人というのは、そのキャパシティや成熟性を備えた人物でもあって。 彼女や彼女の親たちが持つ幼さは、良く捉えればピュアだし、悪く捉えれば夢見がちで他者を受けつけない。その均衡が取れないのがばなな小説における偏りではあるし、彼女も何か正解を示そうだとかそんな想いで書いている訳ではないと思うので、あくまで一つのスタイルだ。 いずれにせよ私にとってはこの甘美な世界が時に必要で、逆に私の中の偏りを均してくれるように思うのです。
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トーンはずっと暗いのに、読み終わるころには心がふわっと晴れて生きる勇気を貰える物語だった。 アメリカのセドナの雰囲気や描写は、行ったことのないその場所に居るような感覚になった。 少し前から、よしもとばななさんの小説の世界に没入するのに時間がかかるようになった。 昔は瞑想している...
トーンはずっと暗いのに、読み終わるころには心がふわっと晴れて生きる勇気を貰える物語だった。 アメリカのセドナの雰囲気や描写は、行ったことのないその場所に居るような感覚になった。 少し前から、よしもとばななさんの小説の世界に没入するのに時間がかかるようになった。 昔は瞑想しているような気持ちで読んでいたから、今の自分の頭や心がクリアでなくなってきたからかもと思う。 それでもやっぱり、途中から読まずにはいられなくなり、フレッシュだった自分の気持ちを思い出せるくらい心に効く小説だった。
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身内の自死が与える影響。 遺された側は何かメッセージを受け取らないといけないと思ってしまう。 何かに心を侵食される前に光を見つけないといけない危うさがあった。 緩やかだけど不安を感じる作品。
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