商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2017/11/17 |
JAN | 9784309026374 |
- 書籍
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おらおらでひとりいぐも
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おらおらでひとりいぐも
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商品レビュー
3.6
250件のお客様レビュー
芥川賞受賞作。 旦那に先立たれ息子娘が家を出て孤独な母の話 色んな声が東北弁でリズミカルに聞こえ、逡巡しがちな主人公の心の声がわかりやすい 直美、母親はなんとも自分に言い聞かせるべきなんだと思う。 自分より大事な子供などいない。自分より大事な子供などいない。 自分がやりたい...
芥川賞受賞作。 旦那に先立たれ息子娘が家を出て孤独な母の話 色んな声が東北弁でリズミカルに聞こえ、逡巡しがちな主人公の心の声がわかりやすい 直美、母親はなんとも自分に言い聞かせるべきなんだと思う。 自分より大事な子供などいない。自分より大事な子供などいない。 自分がやりたいことは自分がやる。簡単に仮託してないけない。仮託して、期待という名で縛ってないけない。 桃子、おめの愛が周蔵を殺した。 桃子さんはつくづく意味を探したい人なのだ。 意味さえあれば。我慢もできる。 いつか桃子さんは人の期待を生きるようになっていた。気づくために費やされた時間が、すなわち桃子さんの生きた時間だった。 別れが必然であるなら、生きることそのものが悲しいことなのだと気付いた女の顔だった。 おらは周造の死を喜んでいる。そういう自分もいる。
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伝染るということ。怒涛の東北弁の声、柔毛突起の喧騒に圧倒されているうちに、耳朶を柔らかくくすぐる声がして、そして、春の匂い! すごく面白かった。
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74歳、ひとり暮らしの桃子さん。夫に先立たれ子供とは疎遠になり、「老いの境地」を語る。 ずっとおばあさんの脳内を追っていく話なんだけど、すごくチャーミングな上に力強さも感じてそれはもう最高...最後は本当に涙。上半期に読んだ本の上位に入る好みの本でした。
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