商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2017/10/06 |
| JAN | 9784094064438 |
- 書籍
- 文庫
サラバ!(中)
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商品レビュー
3.9
213件のお客様レビュー
やあ、面白い小説だった。上中下3巻があっという間に読めてしまう……といいつつ進むのがもったいなくて故意に時間をかけて読みもした。 主人公の歩の前半生(30歳くらいまで)がヤコブや須玖といった親友・ソウルメイトをの結びつきがあるし、高身長のイケメンだしで順風満帆でそのまま痛快に人生...
やあ、面白い小説だった。上中下3巻があっという間に読めてしまう……といいつつ進むのがもったいなくて故意に時間をかけて読みもした。 主人公の歩の前半生(30歳くらいまで)がヤコブや須玖といった親友・ソウルメイトをの結びつきがあるし、高身長のイケメンだしで順風満帆でそのまま痛快に人生を生きていくのかと思いきや、30歳過ぎからどん底に落ち込んだのが衝撃。 しかもそれは、家族や人々の間でうまいこと立ち回ってきたがゆえ、うまいこと立ち回ろうとするがために自分の芯をなくしてしまっていたというわけ。歩が幼い頃から自己顕示欲が強い面倒な存在だと思っていた姉が、それらの言動は実は自分の芯を求めるための遍歴であり30歳を過ぎてすっかり落ち着いたのと正反対であるかのように。 歩が自分に芯がないことを指摘され懊悩するあたりは、これまでの軽快・軽妙なストーリーから一転しなかなか読むのも苦しかった。なぜなら、芯がないとは不甲斐ない自分に向けられた言葉のように響いたから。 それにしても、歩がイランで生まれ幼少期をカイロで過ごしたというのは著者と同じで、ということはこれは自身の体験がかなり反映された作品なんだろうか。だとしたら、著者は女性なのになぜ歩という男性を主人公に据えたのだろうか。でもこういう物語は男子が主人公……というか思い悩んだ末に光が差し始めるという役回りに合うような気がしてしまう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一見、爽やかで順風満帆な学生時代の話に見える。 確かに不安定な家族。 しかし高収入の父のおかげで家族は不足なく暮らしている。私にしてみれば大概恵まれているようにみえる。 巻の最後で、歩が父に対して苛立ちを見せるところがあるが、自身の娘と重なる。 親が子供の行動に干渉することを嫌がるのに、なぜ親の価値観や行動に苛立ちを覚えるのか。親に何を期待しているのか。 もう一度読み返してみる、または下巻を読むことで何か見えてくるのか。 期待せず読み進めることとする。
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この巻良かった。宗教について不思議に思っていたことの答えが分かった気がする。 自分で自分が信じるものを見つける。 これだと思う。みんな多くの人がその時代、その時代、不安で厳しい生活しかない世界だった。だから、外にすがれるもの、心の拠り所となるものが欲しかったし、必要だったんだ。あ...
この巻良かった。宗教について不思議に思っていたことの答えが分かった気がする。 自分で自分が信じるものを見つける。 これだと思う。みんな多くの人がその時代、その時代、不安で厳しい生活しかない世界だった。だから、外にすがれるもの、心の拠り所となるものが欲しかったし、必要だったんだ。あとは、今現代より見えないものを信じる気持ちが今よりはるかに純粋だったとも思うし、大きくなってからも親への従順さとかも違っただろうし。そして、自分が信じたものが間違いだったなんて、そうそう信じられないし、自分の信念みたいになってからはそれを手放すのはかなり難しいからね。他人に無理強いさせなかったとしても、ある意味心を囚われると枠外のことやものは見えなくなるし、受け入れ難くなる。 では、宗教とこだわり、との違いはなんだろうか。
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