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三度目の殺人 宝島社文庫
715円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 宝島社 |
| 発売年月日 | 2017/09/06 |
| JAN | 9784800273475 |
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三度目の殺人
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三度目の殺人
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商品レビュー
2.9
70件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 重盛朋章46歳は同僚の摂津大輔53歳、川島輝29歳達と弁護士として働いており、食品加工工場の社長・山中光男を殺した元従業員の三隅高司の弁護をすることになる。三隅は30年前に強盗殺人で2人を殺害しておりその家ごと燃やしていて無期懲役の仮釈放中だった。 三隅の供述は二転三転し重盛達を翻弄する。山中光男にレイプされていたと話す娘の咲江、夫による娘へのレイプを見て見ぬふりして食品偽装も隠し通した社長夫人・美津江。三隅の供述は美津江をこらしめ咲江を救うためのものなのか。そう考えた重盛は真実を隠蔽し、検事達も三隅の否認を黙認、裁判長も訴訟経済を優先し公判を続けた。三隅は最後まで真実を話すことなくただ1人裁かれる。 【感想】 テレビも週刊誌も現実も嘘ばかりでその中の真実をかぎ分けて生き抜いていくのが本当に大変だと感じる。優しい嘘って?正義って?真実って?人それぞれ見方も違ってよくわからなくなってくる。 映画の役所広司、斉藤由貴、広瀬すずの配役がぴったりで、この深くて重いSTORYを見事に演じてたと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
親と子の歪んだ関係、食品偽装、結果ありきの司法…様々な問題が散りばめられていたように感じた。怪物を読んだときと同じく、完全に理解できたとは言い難い感覚ではあるが、正しさ、みたいなものを根底から疑うことになるような作品だと感じた。
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答えがでないものなんだろうなと思った。 『真実』とは何か。私たちは何をもって『真実』だと思うのか…司法に限らない話だと思う。『こうであって欲しい』ことを、私たちは見てしまうものだから。
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