商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2017/08/24 |
| JAN | 9784622086284 |
- 書籍
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エルサレムのアイヒマン 新版
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エルサレムのアイヒマン 新版
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商品レビュー
4.3
22件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1961年4月~にエルサレムで行われた公開裁判を傍聴して著者が報告したもの。1962年に死刑を言い渡されその二日後に執行される。 初版出版は1963年。増強版は1964年。邦訳は、初版が1969年、この増強版の邦訳は2017年、と新しいです。 始めの章ではイスラエル政府による見せしめ裁判ともみなされるような裁判所の様子や一個人に徹底的に焦点を当てることで見えてくる、ナチス政権化の犯罪の実態を浮かび上がらせる。 増強版は技術的な訂正や追記が少しなされたらしい。 執筆時も、まだ明らかにされていないことがあったり、新たな事実が浮かび上がってくる中で報告された模様。 解説では、この本はユダヤ人組織やメディアから声高に非難されたとある。 アイヒマンの罪を軽減し、ユダヤ人をナチ協力者に仕立て上げる有害なものだ、と。 その後のさらなる真相解明や正義の在り方にも影響を与えた裁判とのことで、まさに歴史上の出来事でもあり、その後の歴史にも関わってくる裁判であることが分かるだけではなく、 この本自体も同様に、後世に残る歴史的・社会的影響をもたらしたに違いないと思える。 …
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▼東京外国語大学附属図書館の所蔵状況(TUFS Library OPAC) https://www-lib.tufs.ac.jp/opac/recordID/catalog.bib/BB24264518
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「ナチVS哲学」というセンセーショナルなひと言でまとめると非常に興味深く感じられるよね もちろんひと言ではまとめられんのよ はい、わいの大好きな哲学の先生、國分功一郎さんの著作にも度々登場する20世紀を代表する政治哲学者ハンナ・アーレントが、ホロコーストにおいてユダヤ人の絶滅収...
「ナチVS哲学」というセンセーショナルなひと言でまとめると非常に興味深く感じられるよね もちろんひと言ではまとめられんのよ はい、わいの大好きな哲学の先生、國分功一郎さんの著作にも度々登場する20世紀を代表する政治哲学者ハンナ・アーレントが、ホロコーストにおいてユダヤ人の絶滅収容所への移送の責任者だったアドルフ・アイヒマンのエルサレムで行われた裁判の記録と考察を記した『エルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告』です ナチと哲学、うーんまさに興味津々の組み合わせ、きっとユッキーも興味あると思われたので、まずは師たるわいが読んでみた 結論から言うと「おすすめ!」とは言い切れないかな〜 いや、良かったんだけど、文字多いわw もうぎっしり詰まっていて、かなーりたいへんだった でもって興味の中心であるアーレントの考察は全体の1割くらいなんで、これまた辛い そして、ちゃんと時間をかけて読まないとダメだと思うので、もし読むならかなり時間的余裕のある時に”自己責任”でw あと、ジャンルとしては「ホラー」でした いやもうめちゃくちゃ怖いっすわ あんまり冗談めかしてもいけないんだが、マジ怖い アイヒマンがしたことってのは「とんでもないこと」なんだが、じゃあなぜそんなことしたのか?っていうと主目的は出世のためなんよ 怖いよね でもって、「そういう法律だったから」「命令されたから」で、自分には責任ありませーん みんなも自分と同じ立場だったらそうしたんじゃね?なのよ アーレントはこれを「陳腐な悪」と表現してるのね ちょっと分からないでもない もっとちゃんとした深淵なる理由がほしいよね、たとえそれが狂ってるとしても こいつ、何にも考えてねーだけじゃん!っていう でも、アーレントはだからって別に許されねーわ!とも書いていて もちろん、そりゃそう そしてね 暴虐な行為に対して沈黙すること、考えないこと、何もしないこと、それもやはり罪なのよ
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