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エルサレムのアイヒマン 新版 悪の陳腐さについての報告
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エルサレムのアイヒマン 新版 悪の陳腐さについての報告

ハンナ・アーレント(著者), 大久保和郎(訳者)

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エルサレムのアイヒマン 新版 悪の陳腐さについての報告

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2017/08/24
JAN 9784622086284

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エルサレムのアイヒマン 新版

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商品レビュー

4.2

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みんなの感想まとめ
  • 悪の陳腐さ
  • 思考停止
  • アイヒマン裁判
  • 人間の本質
  • ホロコーストと法
  • 社会の責任
  • 日常に潜む悪
  • 無関心の罪
  • 倫理と正義の葛藤
  • 歴史の教訓

人間の内に潜む「悪」の本質を考察した作品で、著者はアドルフ・アイヒマンの裁判を通じて、悪が単なる極悪非道な行為ではなく、日常の中に潜む陳腐さであることを示しています。アイヒマンは命令に従って行動した一人の公務員であり、その姿勢が恐ろしい結果を生んだことを描写。読者は、彼が「悪」とされる行為を行った理由が、出世や命令に基づくものであったことに衝撃を受けます。また、著者は「悪の陳腐さ」を通じて、誰もがアイヒマンのようになる可能性があることを警告し、暴虐に対する沈黙や無関心もまた罪であると訴えています。難解な部分もありますが、深い思索を促す内容が魅力です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/09/15

裁判経過のルポとは言っているが、やっぱり歴史書として読んでしまう。ナチスのユダヤ人政策の推移もわかるし裁判当時のイスラエル政情も描出されている。「陳腐(凡庸)」という語は少ししか出てこないが、事態の重たさが込められていると感じた。

Posted by ブクログ

2026/02/17

読む前は、全体主義の歯車として誰もがアイヒマンのようになり得る、ということが書かれているのかなと思っていたけれど、そういうわけではなかった。 悪の陳腐さとは「思考しないこと」。 悪の一部にならないためには、思考を止めてはいけない。自分の判断でその枠組みそのものを問うこと。個人が...

読む前は、全体主義の歯車として誰もがアイヒマンのようになり得る、ということが書かれているのかなと思っていたけれど、そういうわけではなかった。 悪の陳腐さとは「思考しないこと」。 悪の一部にならないためには、思考を止めてはいけない。自分の判断でその枠組みそのものを問うこと。個人が大きなシステムを変えることはできなくても、それに加担しないという方法を選択することはできる。 では自分はアイヒマンにはならないか?うーん生死がかかっていたらわからない。でも彼の場合は生死はかかっていなかった。ナチの理念に陶酔していたわけでもなかった。ユダヤ人への憎しみもなかった。ではなんでガス室に送ったのかというと自分の出世のためだった。あぁ陳腐。 この先の世界がどう進むかはわからないけれど、陳腐な悪だけにはなりたくないなぁと思う。また、人に優劣をつけることにも加担したくない。(ただし家族は別) それにしても、アーレントによるアイヒマンのこきおろしぶりが凄まじい。「アーレントとハイデガー」往復書簡での、ハイデガーへの敬意と愛に溢れたメロメロな言葉遣いとは対極のワードチョイス。こんなに人を軽蔑して見下して憎悪にまみれた表現をパブリックでやっちゃうって少しだけひいちゃったよ。

Posted by ブクログ

2026/01/20

エピローグをしめくくる言葉がすごすぎる。 「君が大量虐殺組織の従順な道具となったのは、ひとえに君の不運のためだったと仮定してみよう。その場合にもなお、君が大量虐殺の政策を実行し、それゆえ積極的に支持したという事実は変わらない。というのは、政治とは子供の遊び場ではないからだ。政治...

エピローグをしめくくる言葉がすごすぎる。 「君が大量虐殺組織の従順な道具となったのは、ひとえに君の不運のためだったと仮定してみよう。その場合にもなお、君が大量虐殺の政策を実行し、それゆえ積極的に支持したという事実は変わらない。というのは、政治とは子供の遊び場ではないからだ。政治においては服従と支持は同じものなのだ。そしてまさに、ユダヤ民族および他のいくつかの国の民族とともにこの地球上に生きることを望まない――あたかも君と君の上司が、この世界に誰が住み誰が住んではならないかを決定する権利を持っているかのように――政策を君が支持し実行したからこそ、何ぴとからも、すなわち人類に属する何ものからも、君らとともにこの地球上に生きたいと願うことは期待し得ないとわれわれは思う。これが君が絞首されねばならぬ理由、しかもその唯一の理由である。」(p384) この先、形を変えた全体主義の時代がやってきた時のために、アーレントのこの言葉をかみしめたい。そして「子供の遊び場ではない」政治の中で、どう生きるか、強く覚悟しておきたい。

Posted by ブクログ

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