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君たちはどう生きるか
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君たちはどう生きるか

吉野源三郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 マガジンハウス
発売年月日 2017/08/24
JAN 9784838729463

君たちはどう生きるか

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商品レビュー

3.9

243件のお客様レビュー

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2024/10/15

通底しているのは個人主義的・民主主義的なヒューマニズム

本書には、父親を亡くして母親と暮らす旧制中学2年生のコペル君こと本間潤一を主人公として、学校や日常生活において直面する様々な出来事や体験を通して成長していく彼の姿が生き生きとした物語として描かれている。子どもたちに向けた哲学書、道徳の書であるという。コペル君の傍らにいる叔父が、彼...

本書には、父親を亡くして母親と暮らす旧制中学2年生のコペル君こと本間潤一を主人公として、学校や日常生活において直面する様々な出来事や体験を通して成長していく彼の姿が生き生きとした物語として描かれている。子どもたちに向けた哲学書、道徳の書であるという。コペル君の傍らにいる叔父が、彼の気付きや悩み、相談事に対し一緒に考えながら、ものの見方や考え方を教え、行動の指針を与えてくれており、それらがコペル君に宛てた私信の形式に纏められ、「おじさんのNOTE」という付票で物語の節目節目に挿入されている。物語の中で取り上げられ、問われているのは、貧困やいじめ・暴力、歴史や学問などといった普遍的とも言えるテーマに、人としてどう向き合うべきかということであるが、通底しているのは個人主義的・民主主義的なヒューマニズムである。先の大戦前の1937(昭和12)年に刊行された本書は、戦後も読み継がれてきた歴史的名著とされるが、池上彰の前書きにもあるとおり、刊行された年には日中戦争の発端となった盧溝橋事件が勃発し、軍国主義・国粋主義の浸透の中でリベラリストまで弾圧された時代であったことに鑑みれば、刊行自体が歴史的意義を持つものと言えるのではなかろうか。本書から得られる示唆や教訓を絵空事、理想論と片付けるのは簡単かも知れないが、理想のないところに人間の夢や希望そして進歩はないであろう。本書は最後に改めて読者に問う。人としてどう生きるかと。この問いかけを真摯に受け止め、自分で考え、行動しなければならないのは、子どもたちだけではあるまい。

fugyogyo

2025/01/26

叔父さんから「コペル君」とあだ名をつけてもらった15歳の少年が、生活や友達とのやり取りを通じてどう考えどう感じたかが記された小説の章の間に、叔父さんのノートという形で人として大事なことのメモされた章が挟まれて書かれている構成となっている 最後の仏像のくだりは少し置いて行かれた感は...

叔父さんから「コペル君」とあだ名をつけてもらった15歳の少年が、生活や友達とのやり取りを通じてどう考えどう感じたかが記された小説の章の間に、叔父さんのノートという形で人として大事なことのメモされた章が挟まれて書かれている構成となっている 最後の仏像のくだりは少し置いて行かれた感はあったが、人として大切なこととは?良い人間とは?を問うてくれる本だった 特に大事な自分用メモ 本当に尊敬できるのは、人類の進歩に役立ったひとだけ ★真に値打ちのあるものは、ただこの流れに沿って行われた事業だけ からだに故障がでて痛みを感じると、本来のからだの中の働き・動きを感じられる =つらいことや悲しいこと・苦しいことに出会うおかげで、本来人間がどういうものであるかを知る=それは正常な状態にいないということ =★人間は本来、同士調和して生きていくべき、お互いに愛し合い、好意を尽くしあって生きていくべきものなのに、憎しみあったり敵対したりするときは不幸と感じて苦しむ ★人間である以上、自分の才能を伸ばし、その才能を発揮して働くのが本当なのに、そうでない場合があるから、人間は苦しいと感じる 以下自分用メモ 人間は自分を中心としてものを見たり、考えたがる性質がある ことに、損得に関わることになると、自分を離れて判断することは非常に難しい 都合のいいところだけ見ていこうとする 書物を読んでそれだけで知る、というわけにはいかない 肝心なことは自分が本当に感じたことや心を動かされたことから出発して、その意味を考えていくこと 常に自分の体験から出発して正直に考えてゆけ 人間が人間同士、互いに好意をつくし、それを喜びとしていることほど美しいことはほかにありはしない ありがたい…もとの意味はそうあることがむずかしい、めったにあることじゃない 本当に尊敬できるのは、人類の進歩に役立ったひとだけ 真に値打ちのあるものは、ただこの流れに沿って行われた事業だけ 過去のことは、もう何としても動かすことはできない、現在のことを考えるんだ からだに故障がでて痛みを感じると、本来のからだの中の働き・動きを感じられる =つらいことや悲しいこと・苦しいことに出会うおかげで、本来人間がどういうものであるかを知る=それは正常な状態にいないということ =人間は本来、同士調和して生きていくべき、お互いに愛し合い、好意を尽くしあって生きていくべきものなのに、憎しみあったり敵対したりするときは不幸と感じて苦しむ 人間である以上、自分の才能を伸ばし、その才能を発揮して働くのが本当なのに、そうでない場合があるから、人間は苦しいと感じる 僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている 君たちは、どう生きるか

Posted by ブクログ

2025/01/06

・天動説→地動説、人は自分中心に考える。なぜ  特に損得になると難しい  自分の都合の良いことしか見えない ・人間の立派さとは何か考える ・人間らしい生き方、見返りのない優しさ → snsを通して、裏切られてる?利用されたり  他人との比較で勝手に傷つく ・生み出すことが人間らし...

・天動説→地動説、人は自分中心に考える。なぜ  特に損得になると難しい  自分の都合の良いことしか見えない ・人間の立派さとは何か考える ・人間らしい生き方、見返りのない優しさ → snsを通して、裏切られてる?利用されたり  他人との比較で勝手に傷つく ・生み出すことが人間らしい働き ・人類を進歩させることが偉人 ・失敗のおかげで、何ができるようになったか ・良いものを認めて取り込むのが日本の成長 ・文化とは何年何万人もの人が繋いできたもの 1.ボランティアをする

Posted by ブクログ