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君たちはどう生きるか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
| 発売年月日 | 2017/08/24 |
| JAN | 9784838729463 |
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君たちはどう生きるか
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商品レビュー
3.9
284件のお客様レビュー
通底しているのは個人主義的・民主主義的なヒューマニズム
本書には、父親を亡くして母親と暮らす旧制中学2年生のコペル君こと本間潤一を主人公として、学校や日常生活において直面する様々な出来事や体験を通して成長していく彼の姿が生き生きとした物語として描かれている。子どもたちに向けた哲学書、道徳の書であるという。コペル君の傍らにいる叔父が、彼...
本書には、父親を亡くして母親と暮らす旧制中学2年生のコペル君こと本間潤一を主人公として、学校や日常生活において直面する様々な出来事や体験を通して成長していく彼の姿が生き生きとした物語として描かれている。子どもたちに向けた哲学書、道徳の書であるという。コペル君の傍らにいる叔父が、彼の気付きや悩み、相談事に対し一緒に考えながら、ものの見方や考え方を教え、行動の指針を与えてくれており、それらがコペル君に宛てた私信の形式に纏められ、「おじさんのNOTE」という付票で物語の節目節目に挿入されている。物語の中で取り上げられ、問われているのは、貧困やいじめ・暴力、歴史や学問などといった普遍的とも言えるテーマに、人としてどう向き合うべきかということであるが、通底しているのは個人主義的・民主主義的なヒューマニズムである。先の大戦前の1937(昭和12)年に刊行された本書は、戦後も読み継がれてきた歴史的名著とされるが、池上彰の前書きにもあるとおり、刊行された年には日中戦争の発端となった盧溝橋事件が勃発し、軍国主義・国粋主義の浸透の中でリベラリストまで弾圧された時代であったことに鑑みれば、刊行自体が歴史的意義を持つものと言えるのではなかろうか。本書から得られる示唆や教訓を絵空事、理想論と片付けるのは簡単かも知れないが、理想のないところに人間の夢や希望そして進歩はないであろう。本書は最後に改めて読者に問う。人としてどう生きるかと。この問いかけを真摯に受け止め、自分で考え、行動しなければならないのは、子どもたちだけではあるまい。
fugyogyo
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※このレビューにはネタバレを含みます
児童向けの哲学本(by池上彰)。コペル君の日常を描きながら、勉学や、世界の成り立ち、貧困や勇気、自分の理想と現実との乖離への立ち向かい方などを読者に学ばせてくれる。叔父さん視点での振り返りが大人が子供の体験からどのような学びが得られるのかを考察できるだけ大人が読んでも考えさせられる。 自分がいかに歴史が身についてないかを実感した。コペル君が経験した内容に対して、ナポレオン、コペルニクス、ニュートンといった偉人の実際を引用して、説得力のある解説がなされていて、感銘を受けた。自分もこんなふうに、子供の学びを、より詳細な具体例を持って、示せる大人になりたいと思った。 勉学はなぜ極めるべきなのかという意味も、毎回1から人間が探し出していたのでは進歩がない、先人たちが確立した知識をできる限り自分が身につけることからはじめなければもったいないという考え方は当たり前なのだけど、理由づけとして腑に落ちる。 ひとならば、こうあるべきとわかっているのになかなか実行に移せていない、そんな当たり前のことを納得するための材料が揃っていて、子供に読ませたくなる気持ちもわかる。戦前に執筆された書籍であるのに、今まで漫画になったり、新装版になったりして残されている意味がよくわかった。
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コペル君と叔父さんとの間で交わされる人間として普遍的な課題に対してどう考えるのかを問うている。 思春期の子供に読ませたい一冊
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