- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
君たちはどう生きるか
定価 ¥1,430
385円 定価より1,045円(73%)おトク
獲得ポイント3P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/25(月)~11/30(土)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
発売年月日 | 2017/08/24 |
JAN | 9784838729463 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/25(月)~11/30(土)
- 書籍
- 書籍
君たちはどう生きるか
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
君たちはどう生きるか
¥385
在庫あり
商品レビュー
3.9
239件のお客様レビュー
通底しているのは個人主義的・民主主義的なヒューマニズム
本書には、父親を亡くして母親と暮らす旧制中学2年生のコペル君こと本間潤一を主人公として、学校や日常生活において直面する様々な出来事や体験を通して成長していく彼の姿が生き生きとした物語として描かれている。子どもたちに向けた哲学書、道徳の書であるという。コペル君の傍らにいる叔父が、彼...
本書には、父親を亡くして母親と暮らす旧制中学2年生のコペル君こと本間潤一を主人公として、学校や日常生活において直面する様々な出来事や体験を通して成長していく彼の姿が生き生きとした物語として描かれている。子どもたちに向けた哲学書、道徳の書であるという。コペル君の傍らにいる叔父が、彼の気付きや悩み、相談事に対し一緒に考えながら、ものの見方や考え方を教え、行動の指針を与えてくれており、それらがコペル君に宛てた私信の形式に纏められ、「おじさんのNOTE」という付票で物語の節目節目に挿入されている。物語の中で取り上げられ、問われているのは、貧困やいじめ・暴力、歴史や学問などといった普遍的とも言えるテーマに、人としてどう向き合うべきかということであるが、通底しているのは個人主義的・民主主義的なヒューマニズムである。先の大戦前の1937(昭和12)年に刊行された本書は、戦後も読み継がれてきた歴史的名著とされるが、池上彰の前書きにもあるとおり、刊行された年には日中戦争の発端となった盧溝橋事件が勃発し、軍国主義・国粋主義の浸透の中でリベラリストまで弾圧された時代であったことに鑑みれば、刊行自体が歴史的意義を持つものと言えるのではなかろうか。本書から得られる示唆や教訓を絵空事、理想論と片付けるのは簡単かも知れないが、理想のないところに人間の夢や希望そして進歩はないであろう。本書は最後に改めて読者に問う。人としてどう生きるかと。この問いかけを真摯に受け止め、自分で考え、行動しなければならないのは、子どもたちだけではあるまい。
fugyogyo
人間としてどう生きるべきか、時代も年齢も関係なく、歴史や人間の真理は変わらないものだと気付かされます。 最後の方で、根を地中深くに張り、芽はほんの少ししか顔を出していない黄水仙が描かれています。他の黄水仙は花をつけているものもあるのに、この黄水仙は少しずつ休まず春を求めて地中を...
人間としてどう生きるべきか、時代も年齢も関係なく、歴史や人間の真理は変わらないものだと気付かされます。 最後の方で、根を地中深くに張り、芽はほんの少ししか顔を出していない黄水仙が描かれています。他の黄水仙は花をつけているものもあるのに、この黄水仙は少しずつ休まず春を求めて地中を伸び続けてきたのだと思うと、伸びずにはいられない人間の可能性のようにも、人生をを象徴しているようにも感じました。
Posted by
昔この本を読んだ時は、何を伝えたいのか汲み取れず、あまり心に響かなかったのですが、今読み返してみると、印象が変わりました。なかでも2点、ハッとさせられました。 1点目は、生産者より消費者側が偉いのか?というといかけです。 私は、カンボジアに行ったことがあり、朝早くから牛を引い...
昔この本を読んだ時は、何を伝えたいのか汲み取れず、あまり心に響かなかったのですが、今読み返してみると、印象が変わりました。なかでも2点、ハッとさせられました。 1点目は、生産者より消費者側が偉いのか?というといかけです。 私は、カンボジアに行ったことがあり、朝早くから牛を引いて、時には牛に襲われそうになりながら、農地を耕している人々をみました。 一方、自分はパソコン1つで、安全で快適な場所で働けています。 でも、彼らの何倍ものお金をもらっているはずです。 「彼らは人間が生きるために必要なものを生産しており、本来自分よりも褒められるべき人間では?」「社会の仕組みってひどいな」と感じたのを思い出しました。 2点目は、ナポレオンの話の章です。 「英雄とか偉人とか言われている人々の中で、人類の進歩に役立った人だけだ。そして、彼らの非凡な事業のうち、真の値打ちのあるものは、ぢこの流れに沿って行われた事業だけだ。」 努力の方向性が間違えっていたら、元も子もない。 同じくカンボジアで、ポル・ポト政権時代のことを知りました。ポル・ポトも、私と同じように「農民が一番偉い!」という考えの元、間違った社会主義の思想で、知能の高い(と思われる)市民を大虐殺しました。 著者が、裏メッセージとしては、名誉の自死の要否など、戦争に対する問いかなと思いました。 また期間をおいて、読み直したいです。
Posted by