商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2017/07/01 |
JAN | 9784791770052 |
- 書籍
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世界からバナナがなくなるまえに
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世界からバナナがなくなるまえに
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商品レビュー
4.2
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母の木のそばでは、この木は日陰で成長することを強いられ、しかも病気を移されたり、害虫の被害を受けたりしやすくなるのだ。そのため、ただ幹の直下に種を落とすだけの木は絶滅しやすい。それに対し、風に飛ばされる種子や、他の生物を引きつけて運ばせることのできる果実を結ぶ木は繁栄する
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上橋菜穂子著の「香君 下巻」でこの本が執筆のきっかけであったと記されていたため気になり読みました。 (香君も自分はかなり好きでした。) 特に生物学的コントロールの使用によって(珍しく)被害を食い止められることができた事例が面白かったです。せっかく収集した貴重な種子が戦火や資金や...
上橋菜穂子著の「香君 下巻」でこの本が執筆のきっかけであったと記されていたため気になり読みました。 (香君も自分はかなり好きでした。) 特に生物学的コントロールの使用によって(珍しく)被害を食い止められることができた事例が面白かったです。せっかく収集した貴重な種子が戦火や資金や担い手不足による杜撰な管理によって失われつつある現状に憂いを覚えます。遺伝子組み換えやゲノム編集など技術がどんなに発展しても、(むしろ発展したことによってより一層)持続的に食料を供給し続けるには、自然保護は必要不可欠なのだそうです。何事においても、目先の利益ばかり追求しては遅かれ早かれ、破綻は確定的なのだと改めて思いました。
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2022/9/12読了。読み応えがあった。上橋直子著作『香君上下巻』を読後に参考図書として紹介されていた一冊。 当たり前に手に入れ口にしている食物が今後なくなってしまったら?先人の研究者達はその苦難と格闘しながら今日迄種を護り繋いで来た。 第15、16章を読むにつれ危機感を感ぜず...
2022/9/12読了。読み応えがあった。上橋直子著作『香君上下巻』を読後に参考図書として紹介されていた一冊。 当たり前に手に入れ口にしている食物が今後なくなってしまったら?先人の研究者達はその苦難と格闘しながら今日迄種を護り繋いで来た。 第15、16章を読むにつれ危機感を感ぜずにはいられなくなった。今また人類は地球温暖化や戦争と言う事態を引き起こしその危機を更に早めようとしている。まずはその一端を知る上での必読の好著。 世界の人口→2050年には97億に達し2015年時点より20億増加する。よって出現する害虫や病原体の数は増大し続けてる。それとは反対に害虫や病原体に対処するための訓練を積んだ専門家は輝かしい 世代の病理学者や昆虫学者が引退するにつれ減り続けている。彼らの仕事を引き継ぐ者はいない。心配である。
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