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アイネクライネナハトムジーク 幻冬舎文庫
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アイネクライネナハトムジーク 幻冬舎文庫

伊坂幸太郎(著者)

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アイネクライネナハトムジーク 幻冬舎文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2017/08/04
JAN 9784344426313

アイネクライネナハトムジーク

¥792

商品レビュー

3.9

885件のお客様レビュー

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2025/11/04

この物語を簡潔に言い表そうとすると、ほかの大切な要素をすくい取れなくなってしまう気がするので割愛。 ただ、このあたたかい物語は、私を一駅分歩かせるには十分すぎる理由だった。

Posted by ブクログ

2025/10/31

個人的に伊坂幸太郎が好きだ 運命の出会いはゴールデンスランバー これも毎回の如くタイトルの響きで手に取った。パケ買いで運命に出会った。 ラッシュライフなど色々読みどんどん深みにハマる。そしてアヒルと鴨のコインロッカーを読んで衝撃が走る。 流行りの音楽聴いてます!ぐらいのミーハー...

個人的に伊坂幸太郎が好きだ 運命の出会いはゴールデンスランバー これも毎回の如くタイトルの響きで手に取った。パケ買いで運命に出会った。 ラッシュライフなど色々読みどんどん深みにハマる。そしてアヒルと鴨のコインロッカーを読んで衝撃が走る。 流行りの音楽聴いてます!ぐらいのミーハーな読書ライフだ。 伊坂幸太郎作品はこの後読む作品がすらすら読めなくなると言う弊害があるほど自分にとっては読みやすく相性がいい 伊坂作品には必ず言葉遣いが荒いが本質をついているようで適当ででもかっこいい言い回しをする人間が出てくる。主人公の近しい人のことが多い。そんな人間になりたいし自分はなれないと諦め苦笑してしまう。 前置きが長くなった。アイネクライネナハトムジーク(以下この作品呼び)は読書ライフを再開してクビ狩男以来の伊坂作品 様々な人々が主人公になって、色んなところで繋がって、それが大きな物語になる。ゴールデンスランバーで味わった最高で最強で安心の構成 交わる瞬間の脳汁が溢れる感覚。 これがたまらない。 今回の作品はそれがふんだんに味わえた。その点では首かりより交わりが強いのでとても好き。 もちろん他の作者さんでも二人の主人公で進めていくタイプの話は好き。 六章立てになっており、X軸Y軸が交わっていく。 特別面白いとか言うよりは全体で好きだからあえてあげる必要もないかもしれないけど、個人的にはメイクアップが好きだった。 かつてのいじめてきた奴が社会人になって変わったのか?当時から見た目が変わった自分は気付かれるのか?復讐を果たす機会は充分だが自分自身どうするのか?それらに重点を置いていたのかは分からないけど、それもありつつで軸も交わりつつ でもライトヘビーもだし、アイネクライネの章のラストも好きだし。免許更新の時も好きだし…やっぱり全部がいい。 もう後半はどこがどう交わるのか?そこが知りたくて読むのが止まらなくなった。 最後の最後までつながりのある奇跡。最高だ。 休憩時間オーバーしてたの気付かなかった。久々の体験を味わった この作品って言ってなかった…

Posted by ブクログ

2025/10/26

再読。張り巡らされた伏線が温かくて感動的であり、そのストーリーの巧みさに改めて引き込まれました。 ​一見無関係に見える複数の短編が、時系列を超えて静かに、そして確実に関わり合っていく構成がこの物語の最大の魅力です。 街頭アンケートから始まる佐藤と紗季の出会い、ボクサー小野学の...

再読。張り巡らされた伏線が温かくて感動的であり、そのストーリーの巧みさに改めて引き込まれました。 ​一見無関係に見える複数の短編が、時系列を超えて静かに、そして確実に関わり合っていく構成がこの物語の最大の魅力です。 街頭アンケートから始まる佐藤と紗季の出会い、ボクサー小野学の恋、高校時代のいじめっ子との再会。それぞれの日常で起きた小さな出来事が、実は全て繋がっていたという伏線回収の連鎖は、まるで精巧なドミノ倒しのようで、読者に大きな感動と驚きを与えてくれます。 ​特に笑えたのが「誰の娘か知ってますか?」のストーリーです。いじめっ子に対する報復として、攻撃的ではなく、「やめておいた方がいいぞ、この人誰の娘か知ってますか?」と、あえて詳細をぼかすことで相手に不安を抱かせ、問題を解決に導くという、伊坂さんらしいユーモラスで平和的な作戦に、思わず吹き出してしまいました。 ​劇的な事件ではなく、こうした日常の機転や、誰かの優しさ、そして偶然の出会いが積み重なり、人々の人生が温かいハーモニーを奏でる。この心地よい読後感こそが、本作が傑作たる所以だと感じました。

Posted by ブクログ