商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ほるぷ出版 |
| 発売年月日 | 2017/07/20 |
| JAN | 9784593535224 |
- 書籍
- 児童書
もうひとつのワンダー
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もうひとつのワンダー
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商品レビュー
4.4
69件のお客様レビュー
『ワンダー』でオーガストのまわりにいた友だち・クラスメート3人の視点から描かれる、『ワンダー』の“裏側”の物語。 『ワンダー』でオーガストをいじめていたジュリアンが、おばあちゃんの過去の話を聞くことで自分の行動を見つめ直し、自分のしてきたことを受け入れ、前に進んでいく。この展開...
『ワンダー』でオーガストのまわりにいた友だち・クラスメート3人の視点から描かれる、『ワンダー』の“裏側”の物語。 『ワンダー』でオーガストをいじめていたジュリアンが、おばあちゃんの過去の話を聞くことで自分の行動を見つめ直し、自分のしてきたことを受け入れ、前に進んでいく。この展開はとてもよかったし、すっきりした。一方で、日本のいじめをめぐる現状を考えると、複雑な気持ちにもなった。 この物語では、いじめられたオーガストはそれを乗り越え、よい方向へ進むことができた。そして、いじめたジュリアンが自分のしたことを振り返ることができた背景には、学校がいじめた側にきちんと責任を負わせたこともあるように思う。 日本では、いじめられた側が学校に行けなくなり、転校したり辞めたりすることがある。一方、この本では、学校を去ることになったのはいじめた側だった。この対応には本当にすっきりした。 ジュリアンが反省したからといって、いじめた事実が消えるわけではない。それでも、辞めたくなかった学校を辞め、友だちと離れることになった。それは子どもにとって大きな出来事であり、自分のしたことを忘れずにいるきっかけにもなる。ジュリアンにとっては、それが自分の行動を見つめ直すことにもつながった。 いじめた側が何の責任も負わなければ、成長とともに人を傷つけた過去を忘れていくこともあると思う。一方で、いじめられた側には心の傷がずっと残る。この本を読んで、いじめた側にもきちんと責任を負わせるという考え方を、日本の学校でももっと取り入れてほしいと思った。 また、シャーロットの章では、学校での友だち関係、特に女の子特有の“いつものグループ”をめぐるあれこれが描かれていて、強く共感した。 いつものグループを変えたり抜けたりするのは難しい。でも、グループを超えて一対一の関係をつくってもいい。そして、そういう関係があることで、いつものグループが心地よいものになることもある。そんなよい循環もあるのだと思った。 過去の自分(今の自分も)を思い出し、苦々しい気持ちにもなりながら読んだけれど、最後には「それでいいんだ」と思えるところにたどり着けた。 友だち関係にモヤモヤしている人に、大人にも子どもにも読んでほしい。
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『ワンダー』が本当に素晴らしかったので、本作も読む前からとても楽しみにしていました。 本作は、オギーの周囲の人々に焦点を当てたスピンオフ的な作品です。 善意と無理解が紙一重であることや、人はどこまで他人の痛みに寄り添えるのかという問いに、読むたび心を揺さぶられました。 特にジュリ...
『ワンダー』が本当に素晴らしかったので、本作も読む前からとても楽しみにしていました。 本作は、オギーの周囲の人々に焦点を当てたスピンオフ的な作品です。 善意と無理解が紙一重であることや、人はどこまで他人の痛みに寄り添えるのかという問いに、読むたび心を揺さぶられました。 特にジュリアンの物語では、いじめの加害者にも背景があることを知り、単純な善悪を超えた視点を得られた気がします。 「優しさ」について改めて考えるきっかけになる一冊でしたが、個人的にはやはり、断トツで1作目のほうが好きです。
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前作「ワンダー」は、本当に大好きな本でした。 前作は、顔に奇形を持つ少年オギーをめぐる物語だったのですが、今回はその周辺の人たち3人についてのお話です。 いわゆる、スピンオフ作品。 前書きで、いじめっ子のジュリアンの話について、 「そもそも、自分をいじめる相手の気持ちを理解し...
前作「ワンダー」は、本当に大好きな本でした。 前作は、顔に奇形を持つ少年オギーをめぐる物語だったのですが、今回はその周辺の人たち3人についてのお話です。 いわゆる、スピンオフ作品。 前書きで、いじめっ子のジュリアンの話について、 「そもそも、自分をいじめる相手の気持ちを理解して思いやるなんて、いじめに苦しむ子がすることではありません。」 みたいな文章が出てきて、激しく同意。 相手も大変だったんだよ、きっと、なんて暗にほのめかすようなことは、決して言わないようにしたいよね。 ジュリアンの章では、何といってもおばあちゃんが素敵だった。 お年を召しているのに、色鮮やかな服を着て、まだ子どものジュリアンに赤ワインを進めてしまうような、ちょっとぶっ飛んでるおばあちゃん! いや、子どもにアルコールを勧めるのはアレだけど(^^; それぞれの人が、それぞれの事情を抱えている。 とはいえ、 「自分をいじめる相手の気持ちを理解して思いやるなんて、いじめに苦しむ子がすることではありません。」 というのは大前提。 こういう話を読むと、いじめっこにもそれなりの事情があったのかもね、なんて思いそうになるけど、それは、被害者がやるべきことじゃないし、被害者には絶対に言うべきことではない。
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