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茄子の輝き
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茄子の輝き

滝口悠生(著者)

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茄子の輝き

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2017/06/30
JAN 9784103353133

茄子の輝き

¥1,760

商品レビュー

3.3

57件のお客様レビュー

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2025/11/14

別れた妻を、その過ごした日々や場所や会話や空気を時間をかけてじっくりと消化していく様が描かれていて、 自分との対話みたいなものが本当に丁寧にかかれていた。 元職場を回想したり、そのくだらない会話だとかよく通った道だとかが、過去になっていくところが、 切ないともちがう、、なんとも言...

別れた妻を、その過ごした日々や場所や会話や空気を時間をかけてじっくりと消化していく様が描かれていて、 自分との対話みたいなものが本当に丁寧にかかれていた。 元職場を回想したり、そのくだらない会話だとかよく通った道だとかが、過去になっていくところが、 切ないともちがう、、なんとも言えない気持ちになるところがあぁ〜!!!となった

Posted by ブクログ

2025/07/29

2016年に『死んでいない者』で芥川賞を受賞した作者の受賞後第一作。東京の小さな出版社で働く男性の静かな日常が、淡々とした一人語りのようなスタイルで綴られている。一見、なんていう特徴のない文章のように思えるけど、読んでいるうちに、この本の登場人物が生きているという本物の気配が、さ...

2016年に『死んでいない者』で芥川賞を受賞した作者の受賞後第一作。東京の小さな出版社で働く男性の静かな日常が、淡々とした一人語りのようなスタイルで綴られている。一見、なんていう特徴のない文章のように思えるけど、読んでいるうちに、この本の登場人物が生きているという本物の気配が、さざ波みたいにそよ風みたいに浮かび上がってくる瞬間があってハッとさせられたりジワっと温かい気持ちになったりする。「茄子の輝き」というタイトルも、そういう角度から日常の切り取り方をするところがニクいと思う。

Posted by ブクログ

2025/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画で出てきて気になった小説。 以下は気になった文の引用です。 「当時は混乱していて、自分で言っていてもこの一連の心の動きがよくわからない。」  「妻のことが頭から離れることはなく、ずっと頭にあり続けるというのは、むしろそこにあるのだかないのだかよくわからなくなってくる。静かな頭痛がずっと続いている、というか、自分で自分の頭痛が切れぬように何かを意識し続けているような状態がずっと続いているのだったが、植物に触れると、その痛みのようなものが一種晴れたように思った。」

Posted by ブクログ