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デカメロン(中) 河出文庫
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デカメロン(中) 河出文庫

ジョヴァンニ・ボッカッチョ(著者), 平川祐弘(訳者)

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デカメロン(中) 河出文庫

1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/04/06
JAN 9784309464398

デカメロン(中)

¥1,320

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2024/05/13

第4日目は、恋の末に女が死んでしまう物語が多く、全体的に悲劇が多かった。 上巻では、わりと練られた語りだしだったが、だんだん話し手が変わる時の繋ぎのセリフが雑になってきている気がした

Posted by ブクログ

2022/12/29

中巻、10日間のうち4日から7日目の物語です。 坊さん(教会)の悪口に飽きたのか、この巻は恋の話が多いです。しかし不倫多いですね。いや、別に良いのですが。 不倫じゃなくても「娘の親の許しさえ出ればすぐにでも娶ろうと2人の青年はいずれも色めき立っている。もし申し込みが断られた際...

中巻、10日間のうち4日から7日目の物語です。 坊さん(教会)の悪口に飽きたのか、この巻は恋の話が多いです。しかし不倫多いですね。いや、別に良いのですが。 不倫じゃなくても「娘の親の許しさえ出ればすぐにでも娶ろうと2人の青年はいずれも色めき立っている。もし申し込みが断られた際は、たとえいかなる手段を講じてでも、女を我が物にしようと2人とも心中思っている。」と穏やかでない。 とは言え、この時代も無法世界ではありませんから、不倫も掠奪もバレるとタダではすみません。特に不倫が見つかった女性は命懸け、現代の芸能界より厳しいです。 そこまで恋愛に命をかける。やはり娯楽が少ないからでしょうか?それともイタリアだから? とは言え、恋愛話やそれに絡む艶笑話はさほど面白くありません。エロの表現では日本に分があるようです。 一番面白かったのは本文ではなく、六日ニ話の注釈「鴨川の水でも汲んで、お帰りなはれ。」かな。なるほど解りやすい。 追加情報 文庫本表紙の女性が猟犬に襲われている絵は5日8話目のフィロメーナのお話しからのカットです。

Posted by ブクログ

2022/03/31

パンデミック下の14世紀イタリア。貴族の若者たちによる面白おかしい百物語。中巻は4日目~7日目の40話。 第四日はバッドエンドの昼ドラ、第五日はハッピーエンドの昼ドラ、第七日はドロドロな昼ドラ、といった感じで、恋愛のもつれやエロ話が出てくるわ出てくるわ。といっても下世話なだけで...

パンデミック下の14世紀イタリア。貴族の若者たちによる面白おかしい百物語。中巻は4日目~7日目の40話。 第四日はバッドエンドの昼ドラ、第五日はハッピーエンドの昼ドラ、第七日はドロドロな昼ドラ、といった感じで、恋愛のもつれやエロ話が出てくるわ出てくるわ。といっても下世話なだけではなく、切なさや勇敢さ、機知に富んだ展開などもあり、そこに見られる男女の感情は700年も前に書かれた本とは思えないほどリアリティにあふれている。 この中にあって一息つかせるためなのか、第六日だけは雰囲気が異なる。「冷やかされても言い返し、すばやい返事や判断で、危険や身の破滅や世間の嘲笑をかわしおおせた人々について」というテーマが提示され、トンチの効いた切れ味の鮮やかな短い話が続き、本巻では非常に面白い部分だった。 ここまでで個人的には、本作で最も長いという第二日と、最も短いという第六日が好みだ。とはいえ、どの話も本当に面白い。ゴシップって、いつの時代も人を引きつけるのだなぁ。

Posted by ブクログ

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