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その手をにぎりたい 小学館文庫
770円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2017/03/07 |
| JAN | 9784094063998 |
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その手をにぎりたい
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その手をにぎりたい
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商品レビュー
4
120件のお客様レビュー
かなり好みの世界観!!! 久々に、一文一文味わいたいと思えるくらい好きな物語に出会えて嬉しい、、。 作り物で煌びやかだけどどこか寂しい、みたいな世界観が大好き。特に、それを象徴する東京にまつわる話が好きだなぁ。ロスト・イン・トランスレーションとか江國香織の「東京タワー」とか。 バ...
かなり好みの世界観!!! 久々に、一文一文味わいたいと思えるくらい好きな物語に出会えて嬉しい、、。 作り物で煌びやかだけどどこか寂しい、みたいな世界観が大好き。特に、それを象徴する東京にまつわる話が好きだなぁ。ロスト・イン・トランスレーションとか江國香織の「東京タワー」とか。 バブル期に生まれて贅沢して、男女ともに肉食な雰囲気のなか気ままに恋してみたい人生だったな〜笑
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初めての読後感。とにかくリアルな本だった。 バブルを経験してないが、バブル期に激動する不動産業界の生々しさが鮮明に伝わってきた。 就職先に不動産業界やめとこう笑笑 一ノ瀬さんと青子が不倫関係になるのではなく、最後はけじめをつけて終わるのが一ノ瀬さんの生涯の堅実さをしっかりと表していてリアルだった。 まあ、なんといってもただ手を繋ぐだけ、ただ目を合わせるだけその一つ一つのちょっとした関係性の変化を官能的に描写できる著者の腕がすごい… 読んでいるこっちまでドキドキする本だった。 好きな人を心に秘めながら他の人と結婚する感じがめちゃくちゃリアルすぎた…広瀬、同僚の男、一ノ瀬、 全員一番好きな人と結婚せず、妥協しながらどこかで心にけじめをつけて結婚をしていく姿に諦念した。 青子はこれから先かんぴょう農家としてどう生きていくのだろう。1人で生きていくのかな。私としてはやっぱり1人でたくましく生きて欲しい。1人でバリバリ働き、たくましく生きる青子に非常に憧れた。 自分が嫌なことを忘れて没頭できるお店がある青子が心底羨ましい。私もそんな心の拠り所を見つけたい。
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まず、柚木さん、だいすきです…… この前まですこしアカデミックな本を読んだからエンタメに戻ろうと、文庫の柚木さんの本だからって理由で手に取った。最高だった。最後の激エロ展開になり得る部分で、どエロに走ったりすることはもうやめてただただ今繋がっているこの時間を引き延ばすことに徹する青子を見てて、落ち着くってこういうことなのかなとか思ったりした。 こんなに色々を経たのに33の青子はまだまだすごく若いように思う。 青子から贅沢をした記憶が無くなりませんように。自分1人のために自分で稼いだお金で幸せを感じられた自分のこと。私もそういう私のこと忘れないでいようと思う。 大好きな話だった、柚木さんありがとうございます。 62 最後 主導権のところ、とてもよい。フェミ最高。俺の人生の主導権は俺に! 89 ジュンコシマダのスカートを翻し、ヒールを鳴らして歩けば自分が無敵に思えてきた。 →この感覚超わたし…すき。わたしが本に柚木さんにされたきもち。 187 ミキ、すごい。 「(…)商売なんて所詮、全部芝居なんだよ。確かなものなんか人の中にしかないの」 188 「私は東京の人間じゃないの。青子もそうでしょ。不思議だね、躍起になってこの街を作り替えようとする人間は決まって地方からやってくる。なんだかみんなで幻を求めているみたい」 「本当の豊かさってなんなんだろうね。いくら贅沢してもよくわからない」 →やっぱり高級寿司を自分の稼ぎで自分1人の分継続して払えるようになったって、本当の豊かさなんてわからないんだよな。私は今の自分の生活が、高級寿司を食べられなくても豊かだと思えている。その幸せを忘れないでいたい。
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