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悪医
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悪医
¥748
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商品レビュー
4.3
39件のお客様レビュー
僕自身、末期がんなどの終末医療に携る医療者がどのように患者さんと接するのか気になっていたためこの本を手に取りました。 頭では理解していても、死への恐怖は克服など到底不可能なのだろうなと改めて思いました。 何よりも、ここではどのようにするのが正解とかは具体的にはなく、小説ありきなハ...
僕自身、末期がんなどの終末医療に携る医療者がどのように患者さんと接するのか気になっていたためこの本を手に取りました。 頭では理解していても、死への恐怖は克服など到底不可能なのだろうなと改めて思いました。 何よりも、ここではどのようにするのが正解とかは具体的にはなく、小説ありきなハッピーエンドもなく現実味があります。 医療を学ぶ身として、本当に自分がいつ死ぬかは分からないものなのだと実感します。 だからこそ、今を生きていくしかないのだと。 そしたら後悔しないとかではないのだけれど。 死とは永遠のテーマですね
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がん末期になっても、最後まで治療してほしいと願う患者。なぜなら、治療をやめるということは死を受け入れることだから。 がん末期になったら、最後まで治療しないほうがよいと言う医者。なぜなら、副作用で体力が奪われるよりも、体力が残されているうちに有意義に過ごした方が患者のためだと思う...
がん末期になっても、最後まで治療してほしいと願う患者。なぜなら、治療をやめるということは死を受け入れることだから。 がん末期になったら、最後まで治療しないほうがよいと言う医者。なぜなら、副作用で体力が奪われるよりも、体力が残されているうちに有意義に過ごした方が患者のためだと思うから。 両者とも、もっともな思いだから、伝え方が大切だと思った。特に、ガン末期の患者や家族にとって、その医者からの言葉は最期通告にしか聞こえないから。 私は両親をがんで亡くしたので、とても他人事とは思えない小説だった。
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読了後は、ご飯を食べてもお風呂に入っても それができることのありがたさを しばらく感じました がんと向き合おうとする医師と、がんと闘う患者で交互に一人称が変わり、本当に読みやすい 生きる意味がないと、 何か結果を残さないとその一生は無駄だったのか 患者の言動から 結果を出す...
読了後は、ご飯を食べてもお風呂に入っても それができることのありがたさを しばらく感じました がんと向き合おうとする医師と、がんと闘う患者で交互に一人称が変わり、本当に読みやすい 生きる意味がないと、 何か結果を残さないとその一生は無駄だったのか 患者の言動から 結果を出すことより 進むことをやめて自分のことを見つめ直して 非があることさえ認められたそのとき 何かつきものが落ちた、スッキリした気持ちになる、一歩踏み出す(それが自分の死であっても)勇気になるのではないかということを学べた気がします さすがお医者様の作品とあって いろいろなことがリアルすぎて 自分の最後はどうなるのだろうと考えてしまった
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