商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2017/03/10 |
JAN | 9784048927543 |
- 書籍
- 文庫
新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙(Ⅱ)
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新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙(Ⅱ)
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
信仰をめぐるアティフでの騒動を終え、続いてウィンフィール王国北部の島嶼部に向かうコルとミューリの話。 コルにとって、価値観やミューリとの関係を見つめ直す大事な話になっていたと思います。
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1の最後の方でやっと出てきたウィンフィール王国のハイランド王子(プリンセス)の依頼で北方の教会を視察。黒聖母の謎(?)を解く。人ならぬ精霊がやっとこさでてくるが、これがまたイマイチなキャラでノレなかった(涙)。コルとミューリはサブキャラとしては良いが、主役をするにはパンチがない(...
1の最後の方でやっと出てきたウィンフィール王国のハイランド王子(プリンセス)の依頼で北方の教会を視察。黒聖母の謎(?)を解く。人ならぬ精霊がやっとこさでてくるが、これがまたイマイチなキャラでノレなかった(涙)。コルとミューリはサブキャラとしては良いが、主役をするにはパンチがない(設定の問題)。あとは、宗教がメインシームなので、辛気臭さがまとわりつく。ホロのスピンオフという意味では楽しめるが、もうちょっとなんか欲しい。
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ミューリのここがすごい! ・獣耳と尻尾がある ・変身できる ・「灰に銀粉を混ぜたような不思議な色合い」の毛 ・しかも父譲り ・自分から告白する肉食系 ・元気いっぱい ・悪知恵も働く ・涙を流すときは必ず計算ずく ・主人公の呼び方が「兄様」 ミューリのここがダメ! ・好きになった...
ミューリのここがすごい! ・獣耳と尻尾がある ・変身できる ・「灰に銀粉を混ぜたような不思議な色合い」の毛 ・しかも父譲り ・自分から告白する肉食系 ・元気いっぱい ・悪知恵も働く ・涙を流すときは必ず計算ずく ・主人公の呼び方が「兄様」 ミューリのここがダメ! ・好きになった相手がダメンズ 2ヶ月前くらいに流行ってたのを使ってみましたw ということで、新シリーズ2冊目。 相変わらずミューリは「夜寝る前に手に取って、どのページを開いても可愛いもふもふが飛び跳ねている」という作者の意図どおり、元気いっぱい飛び跳ねています。 対「兄様」ではない場面であっても、例えば教会に女性は入れないと遮った門番への対応とか、2回目にその門番と会ったときの対応とか、食べ物を目の前にしたときの食いつきっぷりとか、とにかく出番があればあっただけミューリの微笑ましい一面を見ることができるのに加え、禁欲の誓いを立てている朴念仁の「兄様」に対しては容赦なく好き好き攻撃を加え続けていて、たまにそれをコル坊にあっさりかわされて、それでも懲りないところまで、とにかく読んでいてうれしくなってきます。 ホロがいろいろと面倒くさい性格だったのと比べると、その元気いっぱいさは余計に際立ちます。自分たちのような存在は広い世界にもほとんどいないことを知っており、さらに人ならざるものと人とのハイブリッドである彼女は母よりなお寄る辺ない思いをしているに違いありませんが、そんな事情はめったに表に出しません。 その事情を知り、ミューリを世界で一人ぼっちにさせない存在が「兄様」。ですが、ホロと出会ったときはすでに一端の行商人だったロレンスとは違い、コル坊はまだまだワナビーです。頭でっかちで、ミューリに言わせると「世界の四分の一しか見えていない」。男性の、善意しかわからない、と指摘されています。今のところは優しいだけが取り柄の、夢見がちなダメンズです。 この巻では優しさは解決策につながりましたが、でも同時にミューリを生命の危機にさらすことにもなりました。「人ならざるもの」の力を神の奇跡に見せかける、というやり方しかソリューションを持っていないことも弱点です。今回は世界の四分の一だけを見て前向きな解法を思いつきましたが、このままではいずれは行き詰りそうです。 ミューリの「兄様」がダメンズで終わってしまわないよう、旅で経験を積んで成長した姿を見届けたいものです。
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