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消えたい 虐待された人の生き方から知る心の幸せ ちくま文庫
858円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2017/02/01 |
JAN | 9784480434326 |
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消えたい
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
アダルトチルドレンが抱えがちである「私は人とは違う」という感覚を「異邦人」というワンフレーズに要約しており、ドンピシャな言葉選びに驚嘆した。 多くの具体的なエピソードが述べられており、読み進められなくなるほど苦しい話もあった。 周囲と同様に振る舞うことはできても、その行為の本質...
アダルトチルドレンが抱えがちである「私は人とは違う」という感覚を「異邦人」というワンフレーズに要約しており、ドンピシャな言葉選びに驚嘆した。 多くの具体的なエピソードが述べられており、読み進められなくなるほど苦しい話もあった。 周囲と同様に振る舞うことはできても、その行為の本質が分からず、他者と感情が共有できない。 まさに海外に出かけた際に現地人へ抱く感覚と似ている。異国人としての浮遊感。生きる世界が違うのだから仕方がないという諦念。 被虐待児は離人感を抱きやすいというが、今を生きていなければ、人生から時間的一貫性が失われてしまう。私には過去や思い出がない。他者と何の感情も共有していなかったから。 もしかすると、私はもう誰かと感情を共有する生き方はできないんじゃないかと思う。 けれどそんな中でも、自分という存在を知りたいという欲はまだある。 知るということは、離れるということ。 私という存在を俯瞰して捉え、ただそこに「在る」何かを受容できるようになれば、消えそうな自我の輪郭が見えてくるのだろうか。
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被虐の方が生きてきた「普通」でない世界。本を読んだくらいで理解したと表現するにはあまりに異なる世界だけど、そんな世界があることを知ることが出来ただけでも、私にとっては世界の見方が変わる大きな体験でした。
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アダルトチルドレンの方の思考を分かりやすく言語化されている一冊。この微妙なニュアンスや考え方を知らないと、アプローチしても相手に届かないかも、と面白くのめり込んで読み進めた一冊。
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