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ブラウン神父の童心 新版 創元推理文庫
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ブラウン神父の童心 新版 創元推理文庫

G.K.チェスタトン(著者), 中村保男(訳者)

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ブラウン神父の童心 新版 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2017/01/12
JAN 9784488110130

ブラウン神父の童心 新版

¥814

商品レビュー

2.8

23件のお客様レビュー

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2024/11/28

この手のクラシックミステリーは高校・大学時代に好きでずいぶん読んだのだが、ブラウン神父ものだけはなぜか読んでおらず、50歳を超えてからようやく初読。若い頃に読んでいればもう少し楽しめたかなという気もするが、それでも神父という奇抜な探偵像はなかなかユニーク。チェスタトン自体あまり読...

この手のクラシックミステリーは高校・大学時代に好きでずいぶん読んだのだが、ブラウン神父ものだけはなぜか読んでおらず、50歳を超えてからようやく初読。若い頃に読んでいればもう少し楽しめたかなという気もするが、それでも神父という奇抜な探偵像はなかなかユニーク。チェスタトン自体あまり読んだことがなかったので、ブラウン神父もの以外でもう一冊くらい読むか。

Posted by ブクログ

2024/11/23

1910-1911年に発表された作品を集めた第一短編集。ヴァンダインやアガサクリスティ以前の探偵小説はおおむね読みにくいし、話が19世紀冒険小説風なものが多く、解決も唐突。読み進めるのに骨が折れる作品が多い。 この短編集もそうで、読んでいるうちに飽きてくる。それでも読み進めると最...

1910-1911年に発表された作品を集めた第一短編集。ヴァンダインやアガサクリスティ以前の探偵小説はおおむね読みにくいし、話が19世紀冒険小説風なものが多く、解決も唐突。読み進めるのに骨が折れる作品が多い。 この短編集もそうで、読んでいるうちに飽きてくる。それでも読み進めると最終2-3ページの真相説明で発想の面白さを味わうことができる(場合もある)。 読んでいて気づいたけど、この短編集以前に読んだことがある。まったく話を覚えてない回もあれば、既視感のある設定もあり、それでも自信がなかったが、『折れた剣』を読んで確信を持った。この作品は独特で意外性があり、似た作品ないと思う。 ()は発表順 青い十字架(1) 盗難事件の一種。途中の奇妙な行動の説明が、それはそうだろうけど、さすがにそこまでやると疑いの目を向けられないか? レベル 秘密の庭(2)  殺人事件。探偵小説らしい話だが、ガストンルルーの黄色い部屋のような古臭さを感じる。青い十字架で出てきたヴァランタンが主人公。ブラウン神父が真相をわかったのと同じタイミングで犯人はわかるが、よくまとまっている。突っ込みどころはあるが、楽しめた。読んだことがある気がする。 奇妙な足音(3)  盗難事件。読んだことがある気がするが、細かいとこ点で記憶と違っていた。 飛ぶ星(11)  かなり無理な話の展開。20ページくらいの作品だが、何度も途中で放り出しそうになった。そのひとつにイギリスの道化師の演目を知らないので話が理解できないということもあると思う。これもクライマックス読んだ記憶がある。 見えない男(6)  殺人事件。好意的にみてよくまとまっている。トリックは、これよりも洗練された形で他の小説で見た気がするが、この小説のは いくらなんでも という感はある。 イズレイル・ガウの誉れ(9)  失踪事件というか怪奇小説。ここまでの中で最も読むのに骨が折れた。真相も辻褄は会うが、強引すぎる感がある。 ここで折り返しだが、以外にも後半の作品は、読みやすいし 話に無理はあるが支離滅裂さはない。 狂った形(5)  殺人事件。素直に読んでいれば犯人はすぐわかる。アリバイ工作のトリックも素直なのですぐわかる。少し意外だったのは犯行に及んだそのタイミング。今までの6作品に比べてはるかに読みやすいし、のちの推理小説に比較的近い展開。 サラディン公の罪(10)  分類わけが難しい。執事の行動が伏線となって最後にちゃんと回収されている。 神の鉄槌(4)  殺人事件。ブラウン神父の面白さが少しわかってきた気がする。宗教に対する人の態度に関する描写(鍛冶屋は経験なキリスト教徒に見えるが、ブラウン神父からするとキリスト教徒ではない。傲慢で人を許すことを知らない)が味わい深い。 アポロの眼(8)  殺人事件。現代的な事件。全体的に犯人が捕まらない話が多いか、この作品もそう。読んだ記憶がある。 折れた剣(7)  分類不可。証拠も何もないが、展開が意外すぎる。真相を知った後 木を隠すなら森。森がないなら作ってしまえ。のセリフに納得。 三つの兇器(12)  殺人事件。

Posted by ブクログ

2024/08/22

1911年発表、100年以上前の作品。それを考えると多少の読みにくさはあっても現代に通じる推理、トリックが素晴らしいと思う。こういう作品たちが今のミステリの骨組みとなっているんだな、と別の感慨に耽てしまう(笑)。短編集ですが短い話の謎たちはスッキリ綺麗に解決し読後感も良い。一つ言...

1911年発表、100年以上前の作品。それを考えると多少の読みにくさはあっても現代に通じる推理、トリックが素晴らしいと思う。こういう作品たちが今のミステリの骨組みとなっているんだな、と別の感慨に耽てしまう(笑)。短編集ですが短い話の謎たちはスッキリ綺麗に解決し読後感も良い。一つ言うならば相棒フランボウの活躍がもっと見たかった…!穏やかと見せかけてシビアなブラウン神父と良いコンビだと思います。

Posted by ブクログ

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