商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2016/10/12 |
JAN | 9784334773601 |
- 書籍
- 文庫
流鶯
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流鶯
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商品レビュー
3.5
16件のお客様レビュー
ついに薄墨太夫が加門麻に戻る日がやって来た。 伊勢亀半右衛門の病状を知った時に感じた予感通りになりました。半右衛門氏の生き様は、まさに江戸の粋を体現するものだと思う。 さて、恐らく永年の想いを叶えた麻さんはこれからどうするのだろう。このまま柘榴の家に住み続けるのはまさあまりに不思...
ついに薄墨太夫が加門麻に戻る日がやって来た。 伊勢亀半右衛門の病状を知った時に感じた予感通りになりました。半右衛門氏の生き様は、まさに江戸の粋を体現するものだと思う。 さて、恐らく永年の想いを叶えた麻さんはこれからどうするのだろう。このまま柘榴の家に住み続けるのはまさあまりに不思議な関係なので、また新たな潔い決意が見られるのだろうか。
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第25巻は「流鶯」というサブタイトルだが、私の見かたでは第7巻の「炎上」以来育まれてきた薄墨大夫の幹次郎に対する思慕の念が叶えられる「決着」という副題が合っているように思う。そしてそれをもたらしたのが伊勢亀隠居の半右衛門であり、令によって並行して展開する事件?が玉藻と料理人正三郎...
第25巻は「流鶯」というサブタイトルだが、私の見かたでは第7巻の「炎上」以来育まれてきた薄墨大夫の幹次郎に対する思慕の念が叶えられる「決着」という副題が合っているように思う。そしてそれをもたらしたのが伊勢亀隠居の半右衛門であり、令によって並行して展開する事件?が玉藻と料理人正三郎の成り行きだろう。また、薄墨大夫こと加門麻の切ない思いを遂げられるのは汀女の寛容と己の過去か大きく寄与している。
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