商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/09/30 |
JAN | 9784041047521 |
- 書籍
- 書籍
虹を待つ彼女
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
虹を待つ彼女
¥1,760
在庫なし
商品レビュー
3.9
68件のお客様レビュー
人工知能と会話する、付き合い恋愛するアプリ。この開発者が死者と会えるアプリを作るプロジェクトを立ち上げる。2015年頃にこの小説は書かれたようだが、それから10年も経たないうちに生成AIが世界を席巻し死者と会える人工知能は冒涜だと話題になっている。そんな時代の流れの中でもミステリ...
人工知能と会話する、付き合い恋愛するアプリ。この開発者が死者と会えるアプリを作るプロジェクトを立ち上げる。2015年頃にこの小説は書かれたようだが、それから10年も経たないうちに生成AIが世界を席巻し死者と会える人工知能は冒涜だと話題になっている。そんな時代の流れの中でもミステリ小説としての新鮮さは失われず、謎の答えを追い求める純粋な主人公と姿がなかなか見えない相手とのドラマ展開に引き込まれた。 死者と会うためのツールとしての人工知能のストーリーに囲碁の対決を絡めるのはエンタメ要素も少しあって楽しめるところだったし、人工知能の育て方は幾らかの自分の知識も役だったのかリアリティがあってチームに参加したような気もした。 横溝正史ミステリ賞受賞した当時に読んでいたらどうだったんだろう。多分もっと衝撃的な話に感じただろうが、今ほどの理解ではできなかったかもしれない。近未来小説の面白さもそんなところで感じた。
Posted by
おもしろかった。 予想外のことが起きない人生に退屈していた主人公が、過去センセーショナルな事件を起こし自殺した“晴”を人工知能として蘇らせようとする物語。 打算的な主人公が晴の存在を知り、少しずつ変わっていくのが面白い。 また、晴という謎めいた存在の真意や晴を探る主人公を脅迫す...
おもしろかった。 予想外のことが起きない人生に退屈していた主人公が、過去センセーショナルな事件を起こし自殺した“晴”を人工知能として蘇らせようとする物語。 打算的な主人公が晴の存在を知り、少しずつ変わっていくのが面白い。 また、晴という謎めいた存在の真意や晴を探る主人公を脅迫する何者かなど、真相や話の展開が気になり話に引き込まれた。 読ませる力のある良い一冊だった。 ☆4.5
Posted by
人工知能という現代的なテーマを扱っているので、本筋のミステリ部分よりも、人工知能の発達によって人間の営みにどう影響を及ぼすのかという側面を描写した部分に興味がわいた。そりゃあ、自分をいつも肯定してくれる理想の存在がいれば、傾倒するのも分かるよなと。
Posted by