商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 青土社 |
| 発売年月日 | 2016/06/24 |
| JAN | 9784791769315 |
- 書籍
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その島のひとたちは、ひとの話をきかない
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その島のひとたちは、ひとの話をきかない
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商品レビュー
4.1
75件のお客様レビュー
不確かさになれる、寛容。それはまさに私にとって生きやすくなるための1つの指針だと思った。 ここに出てくる村はみんなが個性的で同調せず、ありのままのびのび生きていて、人を助けたいから助ける。周りを気にして…というふうに生きていないからこそ生きやすいのだろうなと思った。
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☓ あまり検証せずに 決めつけ メディアなどで使われる 浅はかな一般化の手法で 公式を発見したつもりになったような内容 もっともっと複雑である事例を あまり簡単に単純化しようとしてはいけない 期待した分 余計にガッカリ タイトルが良
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- ネタバレ
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自殺対策を予防と防止に分けて考える。 防止→ホームドアなどハード面 予防→アルコール摂取の多い人は自殺率が高いから大量飲酒を控えるように促すなど 「ただベントを置けばいいと言っていた建築家がいる」 ベンチはひととひとがつながる機会になる。 北欧はぜんぜんバリアフリーでないらしい。日本で車椅子の人が外に出にくい理由は「ひとの目が気になる」といった心理的な面での障壁が大きい。 最も重要なことはお互いに助け合えることである。困っているひとがいたら困っている部分を助ける。 その当たり前のことができないのはお互いをよく知らないからなのだろうと思う。 多様であることを包摂できていたならば、違う意見があってもそれを排除しない。一方で人間関係が緊密で少ないと、違う意見があるとそれが目立ち、意見が異なるとその意見は排除されやすくなる。 仲間どうしはみな同じでなければならなくなる。 もちろん効率化を単純に否定すればいいということではない。無駄なことに時間を割くために大事なことができなくなるのはよいことではない。(略) しかし、効率化できないもの、非効率のままであるべきもの、意味を定義できないもの、お金を生み出さないもの、そういう無形の何かを、効率化は同時に削ってしまう。 効率は、ひとが生きやすくなるための手段である。(略)効率を手段ではなく目的に添えてしまっては、それは何も生み出すことはない。それどころかひとを不幸にさえしてしまう。 「人生は何かあるもんだ」 (略) 「問題が起こらないように監視するのではなく、問題が起こるもんだと思って起こった問題をいっしょに考えて解決するために組織がある」 寒いとアルコールの量が増える→アルコールの量が増えることと、自殺で亡くなる人の割合が増えることとは関係がありそう。 悪口や陰口というのは、物事やひとの行動が嫌だと思ったときに、それが変わってほしいという思いがフラストレーションとなって、それを本人に直接言えないときに、別の分かり合えているひとに話す行動である。 自殺で亡くなるひとの少ない地域のひとは相対的に自分の考えをもっている。自分の考えがあるゆえに他人の考えを尊重する。ひとは自分の考えをもつと知っている。 違う意見を話せる。だからある人間の側やグループにつくのではなく、どの意見かによって誰と一緒になるかが決まる。ゆえに派閥がない。 世界には困難なことがたくさんある。人生とは簡単なものではない。たくさんある困難すべてに全面対決することなどできない。しかし工夫をすることを知っていたとしたら人生の困難は乗り越えやすくなる。乗り越えられない壁の前で立ち尽くす前にどう工夫するかを先に考える習慣があるかどうか。 自殺希少地域では男女平等だと思っている人が多い。機会が平等であり、選択肢がたくさゆある。 自分が助けたいから助けるのだ。相手にとってはよけいなお世話になることもあるのかもしれないが、それでも貫くのである。 「できることは助ける、できないことは相談する」 「どうしますか?」と相手に委ねる聞き方ではなく、「こういうのがいいと思うんだけど、どう?」と聞く。 支援を受けることは正当なことだとどうどうと伝えなければならない。互いに助け合うのが当たり前なのだとどうどうと伝えなければならない。それでも嫌だというのならば、それは本人の本物の意思だ。(略)対話を続けるのである。 「困っているひとかいたら、今、即、助けなさい」 フィンランドで生まれた回復援助方法「オープンダイアローグ」→ひととひとの関係の中で病は発症する。
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