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保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで 中公新書2378
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2016/06/01 |
JAN | 9784121023780 |
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保守主義とは何か
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商品レビュー
3.7
28件のお客様レビュー
めちゃくちゃ良い本だった。保守主義とは何を「保守」するのか、フランス革命に対して、社会主義に対して、大きな政府に対して、それぞれの歴史の中での文脈がとてもわかりやすい。ややこしいのはナショナリズム的なイデオロギーや新自由主義との結合、そしてネオコンの登場特に対外介入、東欧からのユ...
めちゃくちゃ良い本だった。保守主義とは何を「保守」するのか、フランス革命に対して、社会主義に対して、大きな政府に対して、それぞれの歴史の中での文脈がとてもわかりやすい。ややこしいのはナショナリズム的なイデオロギーや新自由主義との結合、そしてネオコンの登場特に対外介入、東欧からのユダヤ移民の反共姿勢、各国の具体的なレジーム転換を焦点とするリアリズムなどネオコンの思想の特徴や経緯は簡潔だけどわかりやす。あと、日本における保守が何を保守すべきものなのかという終章の熱のこもった議論に宇野先生の想いと現在の日本政治への危機感を強く感じます
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フランス革命と闘い、社会主義と闘い、大きな政府と闘ってきた保守は今、何と闘っているのか。バークが論じた「偏見の上衣を投げ捨てて裸の理性の他は何も残らなくするよりは、理性折り込み済みの偏見を継続させる方が遥かに賢明である」との言葉に深く考えさせられる。一人一人の人間を考えたときに、...
フランス革命と闘い、社会主義と闘い、大きな政府と闘ってきた保守は今、何と闘っているのか。バークが論じた「偏見の上衣を投げ捨てて裸の理性の他は何も残らなくするよりは、理性折り込み済みの偏見を継続させる方が遥かに賢明である」との言葉に深く考えさせられる。一人一人の人間を考えたときに、偏見なく理性だけで生きている人は存在しない。ゆえにその集合体で考えた時にも、偏見をのぞき理性だけを残すということは、主体が人間であり限り不可能であると思う。人間ではないAIが将来そのような役割を果たすのかもしれないが、それは人間にとって賢明なことなのかどうなのか。「理性折り込み済みの偏見」はどのようなもので、どう継続できるのか時間をかけて考えてみたい。
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先に中島岳志『自分ごとの政治学』を読んでおいて良かったなぁ、という感じ。 「保守」と呼ばれる思想として扱っている範囲が広い分、現在の地平から見た時の整理を先に頭に入れておかないと、混乱する。 特に、ハイエクからリバタリアニズムへの流れは初見だと辛い。 リベラル、伝統主義(『自分ご...
先に中島岳志『自分ごとの政治学』を読んでおいて良かったなぁ、という感じ。 「保守」と呼ばれる思想として扱っている範囲が広い分、現在の地平から見た時の整理を先に頭に入れておかないと、混乱する。 特に、ハイエクからリバタリアニズムへの流れは初見だと辛い。 リベラル、伝統主義(『自分ごとの政治学』の定義では近いのは「原理主義」)と、バーク的な意味での保守との関係をどう捉えていくか、といったところ。 多少、頭の中が整理されてきた感じはする(けど、やはりややこしい)。
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