商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2016/04/12 |
JAN | 9784344424548 |
- 書籍
- 文庫
空飛ぶ広報室
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
空飛ぶ広報室
¥847
在庫なし
商品レビュー
4.5
228件のお客様レビュー
以前読んだ阪急電車が面白かった作家さんのだから、面白そうとだけの理由で手に取りました。 ただただ単純に航空自衛隊について知らなかったことだけでなく、公務員の仕事の広報の在り方、自衛隊に対するマスコミの在り方など、幾つになっても知らなかったことがあると痛感。良い小説が読めて幸せです...
以前読んだ阪急電車が面白かった作家さんのだから、面白そうとだけの理由で手に取りました。 ただただ単純に航空自衛隊について知らなかったことだけでなく、公務員の仕事の広報の在り方、自衛隊に対するマスコミの在り方など、幾つになっても知らなかったことがあると痛感。良い小説が読めて幸せです。 最後の章の空井の言葉は、災害派遣の経験のあるすべての人が共感したのではと思います。 「有事に果たすべき義務があるということは、それだけで拠り所になります。辛いことがあったとき、自分にできることがあるだけで人って救われるでしょう?だから僕たちは被災者を支援しながら、自分自身を救ってもいるんです。」
Posted by
航空自衛隊広報室の方々を取り上げた作品です。 ずっと面白いですが、5章の「神風、のち、逆風」・最後の「あの日の松島」は自分が普段から感じている世間やマスコミへの苛立ちを覚えずにはいられませんでした。 右とか左とか思想は関係ない。 手を差し伸べてくれる人に感謝するのは日本人として当...
航空自衛隊広報室の方々を取り上げた作品です。 ずっと面白いですが、5章の「神風、のち、逆風」・最後の「あの日の松島」は自分が普段から感じている世間やマスコミへの苛立ちを覚えずにはいられませんでした。 右とか左とか思想は関係ない。 手を差し伸べてくれる人に感謝するのは日本人として当たり前の事だ。 極めて限定的ではあるが、自衛隊の方と仕事で関わる事があるので普段から感謝しています。 たくさんの人に読んでほしいです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
★10つけたいぐらい、良かった! 有川浩さんが、より好きになった。 ページをめくる度に、心が締め付けられる様な セリフや感動的な名言が沢山出てきて 感情の揺さぶられ方がすごかった! 自分がまるでその現場にいるのかと錯覚するほどで、 情景やキャラクターの描き方が 素晴らしい。 有川浩さんの綿密な取材と、文章力により 自衛隊の方々への理解が 世の中に広まったのではないか。 広報の役割についても、勉強させられた。 最終章、あの日の松島 では 涙が止まらなかった。 東日本大震災で自身も被災者でありながら どのような精神で多くの人を救助していたのか。 その日のことを思うと、自衛隊員の御家族にも 感謝の思いが募る。 -----以外、印象に残ったシーン メモ------- ・パイロットを含め自衛隊の組織や人を広報する立場になった以上、外部から向けられる無理解な発言は自分の仕事に対する評価だ。責めるのは何より自分の不甲斐なさだ。 〜〜彼らに自分が今日聞いたような言葉を聞かせてはならない。いざというときが来ないことを願いつついざというときのための練成に励む彼らは、無駄に終わらねばならない訓練に命を懸けて臨んでいる。駄賃がむごい言葉ではあんまりだ。もう一緒に飛べない仲間のために、それを最初の立ち位置にすることは許されるだろうか。 ・空自の信条は勇猛果敢・支離滅裂だ!許可は後から 追い着かせる、いいから走れ! 陸は用意周到・動脈硬化 海は伝統墨守・唯我独尊〜 ・あなたたちはなにも気にしなくていいんです。 僕たちはあなたたちよりも楽をしています。 有事に果たすべき義務があるということは、それだけで拠り所になります。辛いことがあったとき、自分にできることがあるだけで人って救われるでしょう?だから僕たちは被災者を支援しながら、自分自身を救ってもいるんです。 ・僕たちに肩入れしてくれる代わりに、僕たちの活動が国民の安心になるように伝えてほしいんです。〜 僕らが冷たい缶メシを食べていることをクローズアップするんじゃなくて、自衛隊がいたら被災者は温かいご飯が食べられるということをクローズアップしてほしいんです。
Posted by