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「文系学部廃止」の衝撃 集英社新書0823E
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「文系学部廃止」の衝撃 集英社新書0823E

吉見俊哉(著者)

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「文系学部廃止」の衝撃 集英社新書0823E

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2016/02/17
JAN 9784087208238

「文系学部廃止」の衝撃

¥836

商品レビュー

3.7

29件のお客様レビュー

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2025/11/27

半ば反抗的に、文系はいかにして役に立つのかを説いてるように見えてしまった箇所有り。 視点は違えど、大局的には「役に立つか否か」という土俵で議論を始めたのは主張の本筋からズレている気がした。 ただそうでもしないと内容の片鱗さえも伝わらないことを危惧した結果なのであれば、分からなくも...

半ば反抗的に、文系はいかにして役に立つのかを説いてるように見えてしまった箇所有り。 視点は違えど、大局的には「役に立つか否か」という土俵で議論を始めたのは主張の本筋からズレている気がした。 ただそうでもしないと内容の片鱗さえも伝わらないことを危惧した結果なのであれば、分からなくもない。 理系は何を扱い、文系は何を扱うのか、その説明から丁寧に行えば、自ずと「文系」の存在意義が浮き彫りになるのではと強く思うが、記憶に残っていない(書いてるかもしれないけど)。 一方、鷲田清一先生が書かれた「文系が危ないのではない。文化が危ないのだ。」という紹介文は極めて的を得ていると思う。

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2025/06/28

この国に蔓延る文系無意味論と前面から対峙し、「役に立たないが価値がある」ではなく「役にたつ」と喝破する論は斬新かつ説得力があり目から鱗であった。教養、リベラルアーツ、一般教育の差異を歴史的文脈から明らかにし現代の大学の混沌とした議論を整理したところは特に爽快であった。知のあり方の...

この国に蔓延る文系無意味論と前面から対峙し、「役に立たないが価値がある」ではなく「役にたつ」と喝破する論は斬新かつ説得力があり目から鱗であった。教養、リベラルアーツ、一般教育の差異を歴史的文脈から明らかにし現代の大学の混沌とした議論を整理したところは特に爽快であった。知のあり方の違いという点で見落とされがちな人文系の意義を再確認できた一方、大学の危機に暗澹とする気にもなった。

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2025/01/12

学問論・大学論を読み続けている。今週はこれ。 「文系は役に立たないからいらない」を否定し、「文系は役に立たないけれど必要だ」も否定。「文系は役に立つ」と主張。理系は新しいことを発見する学問なので短期的に「役に立つ」けれど、文系は既存の価値を批判・転換させるための学問なので長期的に...

学問論・大学論を読み続けている。今週はこれ。 「文系は役に立たないからいらない」を否定し、「文系は役に立たないけれど必要だ」も否定。「文系は役に立つ」と主張。理系は新しいことを発見する学問なので短期的に「役に立つ」けれど、文系は既存の価値を批判・転換させるための学問なので長期的に「役に立つ」という。議論の出発点には2015年の「文系学部廃止」。ただこれはメディアや大学人が文科省通知を精査していないことが原因の騒動だったとしている。

Posted by ブクログ