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蘇我氏 古代豪族の興亡 中公新書
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蘇我氏 古代豪族の興亡 中公新書

倉本一宏(著者)

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蘇我氏 古代豪族の興亡 中公新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784121023537

蘇我氏 古代豪族の興亡

¥880

商品レビュー

3.6

22件のお客様レビュー

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2026/01/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

昔、黒岩重吾の小説で興味を持った蘇我氏。乙巳の変後も天智天皇につかえた赤兄、果安の死で滅んだと思っていたけど、平安以降の世まで生き残っていたとは驚き。やはり乙巳の変に至るまでの話が興味深いな。厩戸皇子との関係とか上宮家との関係とか今まで知っていた物とは違うと言うのは面白い。蘇我氏が渡来人ではなかったのも驚き。やはり古代の歴史は面白い。もっと勉強したくなるし、黒岩重吾の小説をまた読みたくなる。

Posted by ブクログ

2025/09/06

蘇我氏といえば日本の古代豪族として栄えた一族である事は、小学校の歴史でもよく学んできた。しかも、大方の人の記憶では、645年大化の改新とセットで、乙巳の変により、中大兄皇子と中臣鎌足が、権力を握っていた蘇我入鹿を暗殺した事件の「悪役」としての記憶ではないだろうか。そこに至る経緯も...

蘇我氏といえば日本の古代豪族として栄えた一族である事は、小学校の歴史でもよく学んできた。しかも、大方の人の記憶では、645年大化の改新とセットで、乙巳の変により、中大兄皇子と中臣鎌足が、権力を握っていた蘇我入鹿を暗殺した事件の「悪役」としての記憶ではないだろうか。そこに至る経緯も、聖徳太子死後に権力を握った蘇我氏一族(蘇我蝦夷と、その子入鹿)が天皇との外戚関係を維持強化しながら、天皇すら凌ぐ権力で我が物顔で横暴を振るうといったイメージが強い。その結果、中大兄皇子と中臣鎌足(正義)が蘇我入鹿(悪)を殺害、蘇我氏を滅ぼす、という歴史として人々に記憶されている。実際にその様な記憶が正しいのか。本書は蘇我氏の成り立ちから、衰退までを、様々な記録・文献から推測し、定説となっている悪役説に真っ向から挑んだ、といった内容だ(特に筆者がそういった立場で蘇我氏を擁護する訳ではなく、単純に事実と推測ベースで、真実に迫ろうとするものである。但し、読んでいる内に徐々に蘇我氏の不名誉を晴らそうとしてる様に、読者たる私が感じた率直な感想だ)。 歴史は勝者が作ると言われる。後世に生き残った勝者が、それまでの自分たちの正当性を訴えるために作っているといっても過言ではないだろう。本書は何よりも先ず、そこに蘇我氏に対するイメージ操作が発生している事を突いてくる。特に蘇我氏が活躍する時代は、同一族を中心に政が進められてきたのであるし、合議制に参加できる地位も同士の一族が独占している状態、極端な権力集中状態にあったと言える。誰が天皇になるかではなく、誰を天皇にするか、といったレベルにまで上り詰めている。当時は婚姻等で天皇との血縁の濃さ・強さが、そのまま権力の大きさに繋がるため、天皇になり得る皇太子同士の権力争いには常に巻き込まれ、一族以外から敵対視されるのは当然のことだ。その様な中で発生した乙巳の変と、その後の勝者の歴史という中で、敗者となった蘇我氏が当然の事の様に悪役イメージになるのは致し方ない。だが蘇我氏自体は様々な分家に分かれており、事件後もなお中央権力に力を残したまま、存続し続ける。そして再び皇子たちとの婚姻関係で、力を維持し続けている。やがては平安時代を築き上げる藤原氏として、日本史に大きく名を残す事になる。 本書からは、そうした蘇我氏の歴史を振り返る内容が主でありながら、それはそのまま日本の古代史から中世までの歴史を振り返る事とほぼ同一である事への気づきも与えてくれる。そして、歴史をさらに進めると、よく聞く戦国武将の中にも、その血を受け継いだ者たちがいた事を教えてくれる。中々、現代とは異なる名前の体系、何より似た様な名前や、地名を冠した名前などが大量に出てくるので、読み進める内に、誰が誰だったか混乱する事も多い。だが、その中でも中心的な役割を担った人物は、日本史をよく勉強した人なら、記憶から呼び起こす事は容易であろう。 何よりも、歴史は勝者が作り、尚且つ今を生きる我々は、誰かが描いた歴史物語を読んでいるに過ぎない。奈良にある多くの古墳が、誰の墓であったか、絶対的に正確な回答など誰もできない。様々な文献や誰かの分析結果を積み上げながら、更に自身の分析を加えて、遥かな悠久の時が流れた過去をイメージするしかない。絶対的な答えがなく、歴史の授業が絶対の過去を説明してる訳でもない(通説に過ぎない)。どれだけ想像力を膨らませて、推測していけるか、そこに歴史の面白さがある。本書は改めてその面白さを教えてくれる一冊だ。

Posted by ブクログ

2022/04/10

蘇我氏滅亡してないやん!っていう面白さ。あと家系図が独特で良かった。昔は親族で結婚することも多かったからというのもあるが、蘇我氏の血がどれぐらい入ってるか(1/2とか1/4)っていうアプローチが新鮮。

Posted by ブクログ