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空白を満たしなさい(下巻) 講談社文庫
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空白を満たしなさい(下巻) 講談社文庫

平野啓一郎(著者)

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空白を満たしなさい(下巻) 講談社文庫

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784062932899

空白を満たしなさい(下巻)

¥814

商品レビュー

4

127件のお客様レビュー

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2026/01/23

すごく面白い小説でした。 前半と後半が別の話のような展開ですが、最初から最後まで展開が多くて一気に読み進められました。 「死」とは何か? 「肉体的に無くなること」「人の記憶や様々な記録から無くなること」など、色々と定義されますが本の中でも登場人物が様々な解釈をしています。解釈は...

すごく面白い小説でした。 前半と後半が別の話のような展開ですが、最初から最後まで展開が多くて一気に読み進められました。 「死」とは何か? 「肉体的に無くなること」「人の記憶や様々な記録から無くなること」など、色々と定義されますが本の中でも登場人物が様々な解釈をしています。解釈は人それぞれで答えなんて無いのかもしれないですね。 主人公ほど若い頃ではないものの、私も父親を亡くしています。大切な人が死ぬことで悲しみ苦しみますが、それを最初に癒して慰めてくれるのは作品でも言及がある通り「ある程度の時間」でした。そして、いつまでも悲しんでいられずに、大切な人の死を受け入れて普段通りに仕事をしなければならない。強引に戻した日常に揉まれて、少しずつ大切な存在が薄れていく。 残酷な現実の中で働いて生活していかなければならならい、感情のコップに水が溢れそうなときに大切な人の死を思い出すと水が溢れてしまいます。 上手く言えないけれど、思い出すタイミングは残された人が決めて良いのだと思います。何かに迷ったときは「あの人ならどうするか?」、少し心細いときは「あの人なら何て言葉をかけてくれるか?」、生きている日常で感情がいっぱいいっぱいのときは思い出すトリガーとなりそうなものから少し距離をおいておく事も大事なのかもしれないです。 そうやって死者との距離感が上手くなっていくことで、人はやっと大切な人の悲しみや苦しみを乗り越えられるのだと思います。

Posted by ブクログ

2026/01/15

死とは?自分とは?を問う物語 解説ちっく、哲学ちっくではあったが、物語はそれなりに面白かったかな。 分人の考え方は納得!私も人に応じてキャラ使い分けてる。(私の場合はキャラと言った方がしっくりくる、しゅごキャラ世代) この人といる時の私が好き、この人といる時の私、微妙… この人が...

死とは?自分とは?を問う物語 解説ちっく、哲学ちっくではあったが、物語はそれなりに面白かったかな。 分人の考え方は納得!私も人に応じてキャラ使い分けてる。(私の場合はキャラと言った方がしっくりくる、しゅごキャラ世代) この人といる時の私が好き、この人といる時の私、微妙… この人が好き!というより、この人といる時の私を愛そう。それはこの人を愛することにも繋がりそう

Posted by ブクログ

2025/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

下巻は「分人」解説主体で、そこばかりに目が向きがちになるけれど、ラデック氏や池端氏の語りから"生き方"や"死後の生き方"など、なかなか重たいものについて考えさせられる。哲学的なようで、宗教的なようで、現実的でもあり、混乱。 未知の父親の影を追い求めていた主人公だからこその「空白を満たしなさい」。父から息子への想いが凝縮されたタイトルの意味に、鳥肌其の一。どう活用するかは、大人になった息子がその時判断するでしょう。託せば良いさ。つべこべ言わず、子を信じろ。 個人的には、自分が死んだ後で誰に何と言われようと気にならないし、まだまだ生きていかねばならない人たちにいつまでも自分を想ってほしいなどとは思わない方なので、〈ネイバー〉の在り方や復生者のエゴに、後半はあまり共感できない部分も多かった。何をしたかよりも何が目立ったのか問題とか、死後どうありたいかを考えるとか、あとゴッホの件などは納得しかないのだけれど。 ただ生きて、今そこに存在していることが尊いのだと、改めて思った。一度死に、生き返ったからこそ、の二重三重の苦悩も、不幸なようで幸せな時間だったと言えるのかも知れない。 最後の最後に鳥肌其のニ。これはどういうことなのでしょう? 「だった。」が「だ。」とか、「あと少」でぶったぎるとか、色んなパターンに置き換えて考えてみたのだけれど……。ただ、璃久くんがそれまで以上に傷ついていなければいいなと思う。4歳の子供にこれは惨すぎる。 分人主義という考え方をもう少し掘り下げてみたくなって、この本を読みながら新書をポチり。

Posted by ブクログ