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武道館
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武道館

朝井リョウ(著者)

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武道館

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/04/01
JAN 9784163902470

武道館

¥1,430

商品レビュー

3.5

238件のお客様レビュー

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2024/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2015年の書籍 当時のAKBやモーニング娘。、ももクロを思い浮かべながらサクサク読めた。 中高生のアイドルたちが武道館を目指し、学校生活も送りながら日常と非日常との狭間で揺れる。 少しづつ知名度が上がって移動手段が変わったり、ダイエットに苦しんだり……すごくリアリティがあって良かった。 と同時に、今のアイドルはもっとプライバシーもないし、SNSはつつかれるし、可哀想だな…… そして心理描写が優しくて穏やか。 主人公愛子の目指す武道館と、幼なじみ大地の目指す武道館を掛け合わせてあるのもなるほど。 そうですよね、武道館って本来武道をする場所。 最後の別な時間軸での武道館の描写もいいなあ。 読みながら後悔したのは、出版された当時に読まなかったこと。 朝井リョウさんの作品は旬な時に読むのがベストな気がする…… 時代背景など、その時読むとまた感慨深いのかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/05/21

「アイドル」 限られた少女が、限られた時間で、ファンに夢と希望を与える仕事。 そんな輝かしいポジションの陰で繰り広げられる、女の子たちの苦悩と葛藤が詰め込まれている。 本当に実在するアイドル?と錯覚してしまう程、一人一人の人間性が描かれていて、物語の中盤には既にファンになっていた...

「アイドル」 限られた少女が、限られた時間で、ファンに夢と希望を与える仕事。 そんな輝かしいポジションの陰で繰り広げられる、女の子たちの苦悩と葛藤が詰め込まれている。 本当に実在するアイドル?と錯覚してしまう程、一人一人の人間性が描かれていて、物語の中盤には既にファンになっていた。 最近は「推し活」という言葉が広まったように、アイドルという存在がより世間に定着した。 それと共に以前よりアイドルとファンとの距離が近すぎているように感じる。 彼女たちは、「アイドル」を選択したと同時に何かを捨てている。その上で、私たちに笑顔とパフォーマンスを届けてくれている。 ファンはそれを理解し、適切な立場で適切な行動をしなくてはいけない。 アイドルに関心がない方が読んだら、ちょっと特殊な青春物語になるのかな? 誰かを推してるオタクに読んでほしい。

Posted by ブクログ

2024/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世の中には正しいものなんてなくて、正しかったものだけがあるっていうのがパンチラインだった。朝井リョウ作品の終盤に出てくるキラーワードに毎度ゾクッとさせられる。 アイドルに憧れた女の子が自分のままアイドルを目指し、そのうちにアイドルとしての自分と一人の女性としての自分を選ばざるを得なくなったという話。アイドルではなくなった登場人物はアイドルではなくなった瞬間、一人称が滑り落ちてモノローグで語られる存在になる構成も面白かった。 碧はきっと自分の選択を正しかったものにできたのかもしれない。

Posted by ブクログ

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