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近代政治哲学 自然・主権・行政 ちくま新書
990円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2015/04/01 |
JAN | 9784480068200 |
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近代政治哲学
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近代政治哲学
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商品レビュー
4.3
24件のお客様レビュー
封建国家による統治が限界を迎えた先にどのように近代国家の輪郭が形成されていったのか、その輪郭の骨子はなにかを、順に登場する各思想家の考えに沿って読み解いた本。 コテンラジオの「フランス革命編」を追体験し、より深く理解できたと感じる。 個人的におもしろかったのは、ぼんやりとしか捉...
封建国家による統治が限界を迎えた先にどのように近代国家の輪郭が形成されていったのか、その輪郭の骨子はなにかを、順に登場する各思想家の考えに沿って読み解いた本。 コテンラジオの「フランス革命編」を追体験し、より深く理解できたと感じる。 個人的におもしろかったのは、ぼんやりとしか捉えられていなかった封建国家の解像度が上がったことと、「行政権」を捉え直すことで「民主主義」という概念と実態のチグハグさが見えるようになったことか。 自身が組み込まれた政治体系をただ受け入れるだけでなく、主権の一部を担う民として政治体系を捉え直し自意識として組み込むことの重要性を主張しているように感じた。 国分さんの本は4冊目だけど、一貫してこの主張がなされている。 あとは「思想家」と「哲学者」の違いが見えたのもよかったな。根拠を提示せずにフレームを語るジョン・ロックは哲学者ではなく思想家だと感じた。 ただ、世の中を大きく変えるのは哲学者ではなく、置かれた現状を''上手に''説明する思想家なのだなぁとも。 いい本でした。
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ジャン・ボダン、ホッブス、スピノザ、ロック、ルソー、ヒューム、カント。 スピノザもこの流れに入るんだ。ロックは哲学的じゃなかったんだ。 細部に驚きがあった。
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各政治哲学者の思想が紹介されたうえで、「民主主義とは何か」を最後の問いを読者になげかける。 あまりに当然であり自明であった「民主主義」がいいという無邪気な精神から、すこし距離を置くことができたと思う。 あとがきのまとめ方が素晴らしく、読後感がすっきりする。
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