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武曲 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2015/03/10 |
| JAN | 9784167903213 |
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武曲
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武曲
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商品レビュー
3.2
21件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2025.08.24-2025.12.13 なかなか時間が取れずゆっくりとした読書になってしまったが、面白い物語だった。 「剣道の空気感や試合う時の表現ってどんなものがあるんだろう?」 これが本書を読むきっかけであった。 私自身、小学生〜高校生まで剣道を習っていた。相手と剣を交える時の緊張感や、多種多様な剣風、面金の奥から不思議とよく見える相手のまなざし。 ああいった独特の要素は、自分の視点でしか体感することはできず、客観的に剣道の体感を言語化してあるものを読んでみたかった。 結論から言えば、この小説は剣道だけでなく、それ以外の生身の表現が非常に秀逸だった。登場人物たちの闘争心をはじめ、絶望感、焦燥感、絶頂感…すべてがじっとりと書かれている。そのため、間違いなく目的は達成した。 p250-l11 木刀を構えながら、静かに霜が降りるように蹲踞くる。そして、煙が一筋上がるように、また静かに立ち上がる。 この部分を読んだ時、静謐。それでいて圧のある人物が私の目の前に立っている気さえした。静なのに、重く、大きく目の前の存在を感じる。剣先を逸らすことにひどく緊張する。あの感覚を、思い出すのである。 剣道をやったことがない人には、詳細に。剣道をやったことがある人には、緻密に。剣道の空気が伝わる文章で、非常に良いと思った。 ストーリー自体は、自己との対話、欲望の行末、他者への寛容が、メインになっていると感じる。個人的に、登場人物たちの行動や精神の変遷には、仏教的精神性が絡められており、羽田や矢田部が目の前の問題を乗り越えていく様は小さな解脱のように感じた。 抜けた先にはまた各々の葛藤に絡め取られていくのだろうが、それぞれベクトルの異なった問題へ、己の力と剣に向き合うことで、また解放に向かうのだろう。 この繰り返しと、彼らの成長を予想することのできるラストは、ワクワクとしたまま物語を終えることができた。
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人物像の描き方と、ストーリー展開が絶妙です。 剣道の試合の間の描写が剣道未経験者でもわかりやすく伝わってきます。 サラサラ読める感じはありませんが、一気に読んでしまいました。
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- ネタバレ
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おもしろかった!融サイドでは軽く読めるし青春小説のようなのに、研吾サイドはあまりに重い。アルコール依存症の堕ちていく様もおそろしいし、酔っている夢のような現実のようなよくわからない世界観も見事に描かれている。融の獣性とか、研吾のアルコール依存症とかどうなっていくのかと思ったけど、最後はなんだかきれいだった。すっきりとした読了感。
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