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あい 永遠に在り ハルキ文庫時代小説文庫
704円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2015/02/14 |
JAN | 9784758438735 |
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あい
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商品レビュー
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幕末から明治時代に実在した優れた医師、関寛斎。彼は医師としての志が高く、患者に上下をつくらず、貧い者から銭は取らず、数々の栄達を断る。 そんな聖人のような方がいたとは。 妻のあいは生き方を貫き通す夫の最大の理解者で、常に物事の良い面を見て夫を励ますよくできた女性だった。そんなあい...
幕末から明治時代に実在した優れた医師、関寛斎。彼は医師としての志が高く、患者に上下をつくらず、貧い者から銭は取らず、数々の栄達を断る。 そんな聖人のような方がいたとは。 妻のあいは生き方を貫き通す夫の最大の理解者で、常に物事の良い面を見て夫を励ますよくできた女性だった。そんなあいの気持ちや体調の変化に気付き大切に思っている寛斎の様子が度々描かれ、しみじみと本当に素敵な夫婦だと思う。 波瀾万丈で苦労が多かったり、幾度も支えてきてくれた仲間との別れがあったり、振り返ると懐かしくなるような心温まる素敵な小説だった。 キーワードのように出てくる「やまもも」もくどく感じないから不思議。 最後の方は色々込み上げて涙が止まらなかった。 子どもを12人も生んでいることには唖然。
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幕末から明治初期に医療に身を捧げた関寛斎の妻あい。出世や富に目もくれずただひたすら患者の為に生きる。そんな高潔な夫を理解し、寄り添い、支え続けた女性の物語。
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高田郁さんの小説は2冊目。その一冊目の「銀二貫」にはとても感動しました。当然、この本にも過度に期待をしてしまう。 幾分、行儀のよい美談づくしに閉口気味になるなんてのはへそ曲がりの言い分であります。あまりにいい話にそんな聖人君子がホンマにおますのか?とも。 でも、読み終わっ...
高田郁さんの小説は2冊目。その一冊目の「銀二貫」にはとても感動しました。当然、この本にも過度に期待をしてしまう。 幾分、行儀のよい美談づくしに閉口気味になるなんてのはへそ曲がりの言い分であります。あまりにいい話にそんな聖人君子がホンマにおますのか?とも。 でも、読み終わってなんとも美しい話を読んだものかと深く深く余韻が残りました。最後まで日和らず、とことん生きていく意味を自分の身に追い込んでいく。それが生きがいならば、少ししんどいけれどいい人生を送るとはこんな人たちなのかもしれません。 今を生きればいい。それに違いないのですが、目先に生きるにあらず、名声のためでなく、世のために先の人たちののために生きる、そんな歴史に残る偉い人もいるのですね。ラストシーンは美しい、秀逸です。
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