1,800円以上の注文で送料無料

商品レビュー

4

375件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/07/15

刑事物ではあるけど、刑事から警務に異動した主人公視点で進んでいく。広報室から警察内部やマスコミと対峙する。過去と今、公と私のそれぞれで事件が起こり、丁寧にゆっくり書かれており、結末は予想外だった。ただ消化不良な部分もある。 お互いに取り繕うよりも、相手を信じて良い意味で任せるのも...

刑事物ではあるけど、刑事から警務に異動した主人公視点で進んでいく。広報室から警察内部やマスコミと対峙する。過去と今、公と私のそれぞれで事件が起こり、丁寧にゆっくり書かれており、結末は予想外だった。ただ消化不良な部分もある。 お互いに取り繕うよりも、相手を信じて良い意味で任せるのも大事だと感じた。

Posted by ブクログ

2026/07/14

『64』を読み終えて最も印象に残ったのは、警察組織という巨大な世界をここまで緻密に描き切ったことだった。上巻は物語の進行だけを見るとゆっくりで、長く感じる場面もあった。しかし、その時間を使って警察組織の内部や人間関係、各部署の思惑が丁寧に積み重ねられていくため、物語の世界が少しず...

『64』を読み終えて最も印象に残ったのは、警察組織という巨大な世界をここまで緻密に描き切ったことだった。上巻は物語の進行だけを見るとゆっくりで、長く感じる場面もあった。しかし、その時間を使って警察組織の内部や人間関係、各部署の思惑が丁寧に積み重ねられていくため、物語の世界が少しずつ立体的になっていく。テンポの遅さは好みが分かれる部分だが、その積み重ねが作品全体のリアリティを支えていた。 主人公・三上についても非常に魅力的だった。物語の序盤では、自分の立場を守るために飲みたくもない唾を飲み、組織の中で折り合いをつけながら生きている。しかし、自分の置かれた立場や果たすべき役割と向き合い、覚悟を決めてからは、その言葉や行動に強い熱が宿っていく。正義を振りかざすのではなく、組織の中で葛藤しながらも信念を貫こうとする姿が、この作品の大きな魅力だった。 下巻では、上巻で丁寧に積み上げられた人間関係や組織の力学が一つにつながり、物語として大きく動き出す。終盤は横山秀夫らしく無理なく綺麗にまとめられており、読み終えたあとの読後感も良かった。 一方で、全体としてはやはり長さを感じる作品でもあった。組織描写を重視するぶん、展開の遅さが気になる場面もあり、その点は好みが分かれると思う。しかし、その丁寧さが作品のリアリティや終盤の説得力につながっていることも確かである。

Posted by ブクログ

2026/06/24

最後まで小説としての完成度は高いと思う。 公私の大きな問題があるが片方について不消化のようなそれでもいいような気分になった。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました