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悲劇の哲学 シェリング芸術哲学の光芒 叢書シェリング入門6
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悲劇の哲学 シェリング芸術哲学の光芒 叢書シェリング入門6

松山壽一(著者)

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悲劇の哲学 シェリング芸術哲学の光芒 叢書シェリング入門6

2,750

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 萌書房
発売年月日 2014/10/01
JAN 9784860650889

悲劇の哲学

¥2,750

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2025/12/25

シェリングの芸術哲学を、演劇についての考察に焦点をあてて紹介するとともに、レッシングやシラーといった同時代の演劇におけるあたらしい取り組みのなかで、シェリングの思想がもつ意義と問題について考察しています。 シェリングは初期の思想において、フィヒテの自我論とともにスピノザの汎神論...

シェリングの芸術哲学を、演劇についての考察に焦点をあてて紹介するとともに、レッシングやシラーといった同時代の演劇におけるあたらしい取り組みのなかで、シェリングの思想がもつ意義と問題について考察しています。 シェリングは初期の思想において、フィヒテの自我論とともにスピノザの汎神論から影響を受けており、両者をともに乗り越えることをめざしていました。とくにスピノザ哲学には、有限者である人間の自由が無視されるという問題がふくまれていました。シェリングは、有限者が無限者のうちに自己を滅却する努力を重視するとともに、そのような有限者の営みがギリシア悲劇の世界をかたちづくっていると考えていました。 しかし、シェリングの「同一哲学」においては、上のような彼の芸術哲学の発想は、「絶対的同一性」のうちに解消されることになります。悲劇は、抒情詩と叙事詩を総合した最高のポテンツを占める芸術に位置づけられながらも、理論哲学と実践哲学を包括し普遍妥当的なただひとつの哲学が優位に立つことになります。著者は、レッシングやシラーの演劇におけるコロスの役割に注目し、それに対するシェリングの批判が作品のありかたにそくしたものではなく、同一哲学イデオロギーに依拠した裁断に終わってしまったことに、その限界を認めています。 ロマン主義ともかかわりの深いシェリングの芸術哲学ですが、同時代の思想状況との比較をおこなうとかぎりなく話題が拡散してしまうところを、適切に焦点を絞って解説がなされており、手堅い議論という印象です。ただ、本シリーズが「シェリング哲学入門」と銘打たれていることを鑑みるならば、もうすこし議論をひろげて多くの読者の関心を呼び込むような内容にしてもよかったのではないかという気がします。

Posted by ブクログ

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