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地方消滅の罠
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地方消滅の罠
¥990
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商品レビュー
3.1
38件のお客様レビュー
この本は「地方消滅」への反論として書かれたのであろうが、私には「地方消滅」の方が説得的なように思えた。 無論、感心させられるような記述もあった。特に第一章は出来がよかったし、住民票を複数持つという考え方は私は初見であったので面白い考えであると感じた。 しかしながら、無理やりな二者...
この本は「地方消滅」への反論として書かれたのであろうが、私には「地方消滅」の方が説得的なように思えた。 無論、感心させられるような記述もあった。特に第一章は出来がよかったし、住民票を複数持つという考え方は私は初見であったので面白い考えであると感じた。 しかしながら、無理やりな二者択一を作って読者を自分の意見に誘導しようとしたり、社会科学の基礎的知識の危うさを感じさせるような記述があったりと読んでいて首をかしげることが多かった。 あまりおすすめできない本。
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増田寛也氏編の『地方消滅』に対する考察本、といえばいいでしょうか。 『地方消滅』の中で納得できないところについて、なぜ納得できないのかを述べるとともに、著者にとって納得できる解を示した本です。 ※ちなみに、納得できる部分も示されています。 『地方消滅』が「選択と集中」をキーワ...
増田寛也氏編の『地方消滅』に対する考察本、といえばいいでしょうか。 『地方消滅』の中で納得できないところについて、なぜ納得できないのかを述べるとともに、著者にとって納得できる解を示した本です。 ※ちなみに、納得できる部分も示されています。 『地方消滅』が「選択と集中」をキーワードとしていたのに対し、本書のキーワードは「循環と持続」。 「選択と集中」が、選ばれないものを切り捨てる考えなのに対し、「循環と持続」は、すべてを適切な形で残していこう、という考え。 また、「選択と集中」は、トップダウンで達成を目指すのに対し、「循環と持続」は、ボトムアップで達成を目指す。 それゆえに、「循環と持続」には、市民の自律と自立が不可欠です。 「『地方消滅』で述べられていた人口対策、地方対策は、(いかにも官僚が考えそうな)あまりにも机上の空論だな」と個人的には思っていましたが、本書では、その机上の空論ぶりを明らかにしてくれたと思います。 が、本書は本書で、「机上の空論では?」と思うところが多々ありました。 とはいえ、今後の日本のあり方を考える上で、「こういう考え方もある」ことを知る意味では、読む価値があるといえそうです。 ただ、全体的に、同じことを何度も繰り返し述べていて、クドイ印象なので、★★★★☆ではなく、★★★☆☆としました。
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序章 地方消滅ショック 第1章 人口減少はなぜ起きるのか 第2章 地方消滅へと導くのは誰か 第3章 「選択と集中」論の危うさ 第4章 多様なものの共生へ 第5章 「ふるさと回帰」は再生の切り札になるか 第6章 持続する制度を生み出す 終章 新しい社会を選べるか 著者:山下祐介(...
序章 地方消滅ショック 第1章 人口減少はなぜ起きるのか 第2章 地方消滅へと導くのは誰か 第3章 「選択と集中」論の危うさ 第4章 多様なものの共生へ 第5章 「ふるさと回帰」は再生の切り札になるか 第6章 持続する制度を生み出す 終章 新しい社会を選べるか 著者:山下祐介(1969-、社会学)
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