商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2014/11/21 |
JAN | 9784488206048 |
- 書籍
- 文庫
いま見てはいけない
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いま見てはいけない
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商品レビュー
3.7
23件のお客様レビュー
先が読めないハラハラ加減に、早く読み進めたくなるところを、ぐっと堪えて堪能。とてもおもしろかった。 一番好きなのは十字架の道。
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不条理、ホラーチックなものなど、様々なジャンルの短編集。 表題作は、子供を失くした傷心の夫婦の旅行中に起こる不可思議な体験談。妻の方が行方不明になったかと思いきや…不思議な結末。
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1966年、1970年、1971年に出版された原著からセレクトして訳出されたデュ・モーリアの短編集。 やはりこの作者の文体は濃く、なかなか巧みに書かれており、それを辿ってゆく読書体験は一種の「充足」である。このような「充足」を感じさせる文章といえば、久生十蘭を思い出す。それは...
1966年、1970年、1971年に出版された原著からセレクトして訳出されたデュ・モーリアの短編集。 やはりこの作者の文体は濃く、なかなか巧みに書かれており、それを辿ってゆく読書体験は一種の「充足」である。このような「充足」を感じさせる文章といえば、久生十蘭を思い出す。それは単純なパロールの流れというよりも、よく寝られたコンポジションだ。 そんな完成度の高いデュ・モーリア文学だが、本書のうち、巻頭の「いま見てはいけない」はオチが弱くて、そこに至るまでは秀逸なだけに惜しいような作品だった。 最後の「第六の力」はSF小説。こんなものも書いたのかと驚いた。1編のSF短編として、ちゃんと水準に達していると思う。
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