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春の庭
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春の庭

柴崎友香(著者)

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春の庭

1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2014/07/01
JAN 9784163901015

春の庭

¥1,430

商品レビュー

3.1

155件のお客様レビュー

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2024/11/28

「春の庭」という写真集でみつめられていた家の時間を私たちの目でもう一度見つめなおす時間、という行為を俯瞰目線の描き方でみつめる。頭から血を流しながらも風呂場に行きたい西に協力しなければとノる太郎の描写はほんとにギャグだ、吹き出してしまった。緊張と緩和が完璧に決まっていた。

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2024/10/13

第151回芥川賞受賞作。何か起きるようで何も起きない系。とにかく描写がこのひとの強みなんだろうなと感じる。そして(個人的にだけど)時間の切り取りかたが心地よいと思う。最後の人称が姉になるところはどういう意図かは考えても分からなかった。 いいなと思った部分を一つ。  毎日歩く地面...

第151回芥川賞受賞作。何か起きるようで何も起きない系。とにかく描写がこのひとの強みなんだろうなと感じる。そして(個人的にだけど)時間の切り取りかたが心地よいと思う。最後の人称が姉になるところはどういう意図かは考えても分からなかった。 いいなと思った部分を一つ。  毎日歩く地面の下は暗渠の川が流れている。水道やガスの管がある。不発弾があるかもしれない。ここはどうだかわからないが、もう少し新宿に寄ったあたりでは空襲の被害があったと~(省略)~毎年の落ち葉や木の実やそこにいた小動物なんかも、時間とともに重なって、地表から少しずつ深いところへ沈んでいった。  その上を太郎は歩いていた。

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2024/07/06

よくわからなかった。 でも、なぜがもう一度読んでみようか…という気もおきる。 途中、何気ない日常が描かれていて 私の過去とは何も同じことはないのだけど 不思議と 実家のことや 亡くなった父のことや 父は亡くなったということを未だ実感できてないこと、 父に連れて行ってもらった早...

よくわからなかった。 でも、なぜがもう一度読んでみようか…という気もおきる。 途中、何気ない日常が描かれていて 私の過去とは何も同じことはないのだけど 不思議と 実家のことや 亡くなった父のことや 父は亡くなったということを未だ実感できてないこと、 父に連れて行ってもらった早朝の公園のこと、 でも愛されていなかったんじゃないかと思っていること、 ずっと一人でいた部屋の窓のサッシのことを思い出した。 ストーリーはよくわからないのに不思議な本だった。

Posted by ブクログ