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華氏451度 新訳版 ハヤカワ文庫SF
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華氏451度 新訳版 ハヤカワ文庫SF

レイ・ブラッドベリ(著者), 伊藤典夫(訳者)

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華氏451度 新訳版 ハヤカワ文庫SF

1,650円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2014/06/27
JAN 9784150119553

華氏451度 新訳版

¥1,650

商品レビュー

3.9

445件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 未来社会
  • 言論統制
  • 焚書の恐怖
  • 自己発見の旅
  • デストピア文学
  • 書物の自由
  • 価値観の揺らぎ
  • 抒情的SF
  • 現代への警鐘
  • 読み返す価値

書物が禁じられ、焚書が行われる未来社会を描いたこの作品は、思想や言葉の自由の重要性を深く考えさせる内容です。主人公ガイ・モンターグは、書物を焼く「昇火士」として誇りを持っていましたが、風変わりな少女との出会いを通じて、自身の価値観が揺らぎます。デストピアの世界観は、現実社会の言論統制や情報の抑圧と重なり、読者に強いメッセージを伝えます。古典的なSFというジャンルでありながら、難解さも感じられる一方、再読の価値があると感じる人も多いようです。特に、現代の状況に照らし合わせると、より一層のリアリティを持って迫ってくる作品です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/10/06

素晴らしい本当に 折り目をつけて繰り返し噛み締めたくなるようなフレーズが頻出する 時代に逆らって本を読みたがる全ての現代人たちに捧げたい 1950年代においてもこの状況を危惧していたレイ・ブラッドベリ 現実にはもっとシームレスに、緩やかだが確実に、この未来へと進んでいっているこ...

素晴らしい本当に 折り目をつけて繰り返し噛み締めたくなるようなフレーズが頻出する 時代に逆らって本を読みたがる全ての現代人たちに捧げたい 1950年代においてもこの状況を危惧していたレイ・ブラッドベリ 現実にはもっとシームレスに、緩やかだが確実に、この未来へと進んでいっていることだろう 写本の時代から、印刷が生まれ、大衆化が進み、映像が生まれ、手軽さが重視される 脳みそで咀嚼することを忘れ、他人が消化したものを噛まずに飲み込んでいる我々は、何か大切なことを忘れてしまっている気がする じゃあ、一体全体何が大切だったんだろう それをこの物語を読みながら考える、読んだあと考える、そして死ぬまで考え続けたいな ベイティーが激烈に印象的な人物だった 「さあ、やれるものならやってみろ、この安受け売りの文学かぶれめ、引き金を引いてみろ」

Posted by ブクログ

2026/09/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

元々気にはなっていた本だったけれど、最近の日本に対する不安として「華氏451度の世界」という例えがSNSにいくつも流れてきた為、いよいよ読むべき時が来たか!と読むことにしました。 序盤は背景が読み取れずに???となっていましたが、読み進むごとにスピードアップ。 ホントに「今の日本、今の世界」と被る事ばかりで怖い…。 焼いてはいないし禁止では無いけれど、教育の現場や教科書から都合の悪い話や言葉、歴史を消して学ばせない状況。 テレビ等では当たり障りのない話題ばかりで必要な情報を流さず、国民が知らない間に着々と準備は進められ…ある日突然に… 人と一緒に居ても自分向けの情報を手放さず、快楽な映像、中身の薄い情報に溺れる人々。重要な注意を促す人に向けられる冷笑。カメラ付きのヘリコプターなんてドローンだし… 凄いなブラッドベリ! タイムトラベル出来る方法でも持っていたの?ってくらい今を描いてる! これは今読んで正解でした。

Posted by ブクログ

2026/09/21

華氏451度、摂氏にすると約233度。紙が自然発火して燃える温度である。 本作で描かれる近未来のアメリカでは、本は自然発火することはないが人為的に燃やされている。なぜ本の所有が禁止され、見つかると燃やされるのか、本を燃やすことを職分とする「昇火士(fireman)」たちもすでに把...

華氏451度、摂氏にすると約233度。紙が自然発火して燃える温度である。 本作で描かれる近未来のアメリカでは、本は自然発火することはないが人為的に燃やされている。なぜ本の所有が禁止され、見つかると燃やされるのか、本を燃やすことを職分とする「昇火士(fireman)」たちもすでに把握していない。けれど、物事に両面があること、人間の野蛮さや孤独さを知らせるようなもの、平和で幸福であるべき世界を乱す不幸や悲しみや恐怖をもたらす情報を排除するべく、スピーディーで刺激的な没入型の娯楽番組を発展させる一方で本が排除されたのだということが、次第に明らかになる。 舞台となっている都市では戦争が間近に迫っているが、市民たちは誰もそれを真剣に受け止めていない。思い悩まず、想像せず、情報を組み立てず、ただスピードと刺激の中で生きている。生きている、単に時間を、日々を、人生を空虚に燃やしている。 昇火士のモンターグは、隣家の不思議な少女と出会ったことで、己の置かれている環境について意識を向けるようになる。少女が語る自然や言い伝え、彼女が口にする「なぜ」の言葉に知らぬ間に目が開かれ、忘れていた、あるいは目を背けていた現実世界の手触りと再び出会い直すモンターグだが、少女が不意に消えたことで、迷いを深くする。その結果、彼自身も思いもよらなかった方向へと人生が変わっていくのだが――― 本とは何か。なぜ我々は、私は、本に惹きつけられるのか。燃やされる本たちの姿を思うと胸が痛み、所有者たちの辛さを他人事でなく受け止めてしまう私だが、本作で描かれるディストピアは、違う形で現実のものとなり始めている気もしてゾッとする。 本作が書かれたのは1950年代始めで、核爆弾をもって戦争を終わらせたアメリカが、冷戦下の緊張の裏で進む経済的繁栄のなかにあった時期である。作品のベースには核による世界滅亡の危機や思想弾圧への危惧があったのだろう。けれど、読書においても「タイパ」が求められ、動画やゲームは楽しんでも本は読まないという人が増えている現代、どんどんスピードが上がる刺激的娯楽、考えない、考えさせない社会の構造は実現しつつあるのではないか。そして、そんな社会を築く原動力となっているのは、独裁政権でもなければ軍事権力でもない、何よりも「幸せな気持ちでいたい、心痛めるものは見たくない」という我々自身の弱さ、インスタントな快楽で時間を埋めて思考することのしんどさから逃げようとしている反射的逃避なのではないか。 本は私の心を癒し、非日常の世界に逃避することでリフレッシュさせてくれる。だがそれだけのために本を開くのでは、インスタントな快楽を追う本作の登場人物たちと同じことだ。本が与えてくれるもの、見せてくれる世界は、癒しやリフレッシュだけではない。本の世界で知る痛みや苦悩をまっすぐに受け止め、この世の汚泥と矛盾、悲哀と敗北を見つめてこそ、本という形ではるか昔から人間たちが積み上げてきた知を人生の糧とすることができるのではないだろうか。非日常の世界で時間を燃やし消費するだけではない、血肉となる読書を続けていきたい。

Posted by ブクログ

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