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華氏451度 新訳版 の商品レビュー

3.9

318件のお客様レビュー

  1. 5つ

    70

  2. 4つ

    119

  3. 3つ

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2025/02/06

「1984年」を読んだあと、同じようなディストピア小説として勧められていたので読み始めた。 「1984年」と比較するとライトな雰囲気であるものの、作者の主張はよく分かる。主張がはっきりと見えすぎており、小説の出来としてはいかがなものなのか…という感想も持ってしまったが、ネット社会...

「1984年」を読んだあと、同じようなディストピア小説として勧められていたので読み始めた。 「1984年」と比較するとライトな雰囲気であるものの、作者の主張はよく分かる。主張がはっきりと見えすぎており、小説の出来としてはいかがなものなのか…という感想も持ってしまったが、ネット社会の現代に問題提起をするには良い内容と感じた。

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2025/02/02

華氏451度-この温度で書物は引火し、燃える 近未来を舞台としたディストピア小説 設定が面白そうなので読んでみた もっと壮大な世界をまたにかける物語かと思ったら そういうわけでもなく、主人公界隈の話だった 展開や大雑把なストーリーを漫画で例えると、 ハンターハンターのキメラア...

華氏451度-この温度で書物は引火し、燃える 近未来を舞台としたディストピア小説 設定が面白そうなので読んでみた もっと壮大な世界をまたにかける物語かと思ったら そういうわけでもなく、主人公界隈の話だった 展開や大雑把なストーリーを漫画で例えると、 ハンターハンターのキメラアント編の終盤とチ。 を足したような感じの終わり方だった 若干もの足りなさを感じるけど、 これを1950年頃に書けれるのは凄い 私は全く気付かなかったけど あとがきで引用された書物の台詞などが無数にあった それらが分かる人が読めば、更に面白くなりそう

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2025/02/02

SFはどうしてこうも支離滅裂(な感じ)なのだろう。だが、読みにくいくせに、そしてこういう小説はここ数年、特に嫌いなのに何故か読めてしまって、読了した。 話としてはまあ、然程の出来でもないように思うのだけれど、それはもちろんこんな世の中になってしまうのは勘弁なのだが、本を燃やす立場...

SFはどうしてこうも支離滅裂(な感じ)なのだろう。だが、読みにくいくせに、そしてこういう小説はここ数年、特に嫌いなのに何故か読めてしまって、読了した。 話としてはまあ、然程の出来でもないように思うのだけれど、それはもちろんこんな世の中になってしまうのは勘弁なのだが、本を燃やす立場だった主人公が本を護ろうとする立場になっていく過程とその意味とが、残念ながらよくわからないまま終わってしまった。

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2025/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

75年前の人が書いたとは思えない現代風刺感がある。 本のうしろには必ず人間がいる 本を書くためには考えなくちゃならない 考えたことを紙に写すには時間がかかる という内容が気に入った。この本の後ろにはブラッドベリさんがいるんだなと思いながら読み進めた。 情報収集能力が高いと思わせるように情報を詰め込む、だったり、古典は15分にまとめられてさらには2分の紹介コラムになり.... 現代が見えているのか...?今ではもう1分以下ににまとめられたものが流行っていますよブラッドベリさん... 自分の脳が足りないといえばそれまでだが、時代背景、設定がわかりにくく、いまいち理解できないまま読み進めることになり、とても読み辛かった。(翻訳本っていうのもあるかも?) が、メッセージ性が強すぎて強い文章が頭に残ってしまう怖い本だ。 とはいえ、設定として、文章はOKだけど本はダメというのは現実的ではないよな。境目が難しすぎるし続編続編と出してしまえば文章と本の違いってない...よね?そんなこと気にして読むのはこの本との向き合い方として間違っているんだろうけど。 もう少し賢くなってからもう一度読み直したい。

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2025/01/29

かつて誰かに薦めてもらってそのまま積読してた本。ちょうどタイミングよくフジテレビ問題とオーバーラップさせて読んだ。 詩的でところどころ意味を取りにくいが本を焼く昇火士の思想の転化を描く物語。その中でも自分が最も興味を持ったのは本がなくても生活できる大衆とその生活様式の描写だ。 ...

かつて誰かに薦めてもらってそのまま積読してた本。ちょうどタイミングよくフジテレビ問題とオーバーラップさせて読んだ。 詩的でところどころ意味を取りにくいが本を焼く昇火士の思想の転化を描く物語。その中でも自分が最も興味を持ったのは本がなくても生活できる大衆とその生活様式の描写だ。 アドレナリンを放出するような娯楽で溢れ、何も考えずに没頭できるコンテンツに埋もれながら暮らす未来社会が、SNSで踊らされ匿名な暴言で溢れる現代と重なる。 フジテレビの会見でも週刊誌を鵜呑みにした攻撃的な質問が飛び交い、SNSは荒れに荒れている。単純に断言できないけれど、様々な情報を読み込み理解し判断する能力が失われているのではないかなと危惧する。自分の意見と思っているものが誰かに言わされているのだとしたらゾッとする。

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2025/01/18

2025.01.18 : 自宅寝室で昼間読了 本がなくなる世界は星新一で経験しているが、もっと現実的にすればこのようになるんだろうな。本が大事だと改めて思うようなことじゃない。完成されていない自分自身をどのように計測するかという話。

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2025/01/06

焚書が一つのテーマだが、それだけではなくてメディアや科学技術の発展も絡んだディストピアが描かれている。

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2025/01/05

本でも家でもゴーイングメリーゴーでも、物が燃えているのってなんだか切なくて悲しいよなと思いながら読んでた。序盤で昇火士がいる世界観を把握し、主人公と本の出会いにヒヤヒヤ、逃走劇にハラハラ。学者集団にあってからのグレンジャーの祖父の話が良かった。

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2024/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった〜! 前半を読んでいる時はすごく読み辛いなぁと思ったけど、読み進めていくうちに読み辛い理由が分かる

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2024/12/15

火を消しにいくのではなく、火をつけにいくというあたりが凄い。機械の犬に襲われ、本を燃やされるわけにはいかないだろう。

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