商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白揚社 |
発売年月日 | 2013/09/12 |
JAN | 9784826990530 |
- 書籍
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良き人生について
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良き人生について
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
ブレない軸を持ち、残りの人生をより良く生きるためにも、今読んでおいてよかったと思える本。ローマ時代から、重ねられてきた思考は説得力が違う。
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エピクテトス「できることもできないこともあり、分別のある人間はコントロールできることだけにエネルギーを注ぐ」ラインホールド・二ーバーの平安の祈り、と同じ。 ピタゴラスのイタリア学派、エピクロスなど。ストア派の主要なライバル。もうひとつはアナクシマンドロスのイオニア学派。ソクラテスにたどり着く。 ソクラテス以前の哲学は、自然の発見、ソクラテスは人間の魂の発見、から始まる。 ギリシャ時代は、哲学の学校がたくさんあった。 宗教は似たような考慮にもとづく快楽主義、を持つ。人生哲学は要求しない。古代の本から人生哲学を学ぶべき。人生哲学をもつことはよい人生を送る方法である。 ギリシャのストア派=どんな運命に対しても心の用意ができていること=ストア派の元とんった犬儒派。ゼノンは犬儒派の禁欲主義を捨てた。ストア哲学は、幸福のための逆説的処方箋。自然に従って生きることが良き生を生きられる。ストアの賢人は理想のモデル。 ローマのストア派=セネカ、ムソニウス・ルフス、エピクテトス、マルクス・アウレリウス 人生を楽しむことを制限しない。しかし未練なく捨て去る用意が必要。 セネカ『幸福な人生について』『ルイリウスへの手紙』 ムソニウスの弟子がエピクテトス。ホワイトカラーの奴隷。 マルクスアウレリウスが絶頂。ストア派が廃れた原因は、人生哲学が必要とは考えられなくなったから。 ネガティブ・ビジュアリゼーション 快楽適応に抵抗する。それを失ったときのことを想像する。すべては運命からの借り物。 自分自身の死を考える=今日が最後の日であるコアのように生きる。快楽主義におぼれるのではなく、今日の生を感謝するため。生きていることが楽しみになる。子供にとっては世界はつねに新しい。なんにでも喜ぶ子供のような意識は、情緒的成熟のなさ、ではない。不満を抱えて生きるよりよほど賢い手段。 投影的ビジュアリゼーション=他人の痛みのように想像する。 定期的に、立ち止まりすべてが奪われたらどうだろうか、と考える。それについて思い悩むのではない。 世界は流動と変化に満ちている、と悟る。 コントロールの二分法 欲しいものを手に入れる最良の方法は、手に入るものだけ望むこと。達成できない欲望を作り上げて挫折するのはやめる。 「力が及ぶもの」「完全に力が及ばないもの」「完全に力が及ぶことはないもの」 力が及ぶもの=自分の意見、衝動、欲望、嫌悪など。 目標の達成は、完全ではないがある程度はコントロールが及ぶもの」 外的目標を内的目標に変える。内的目標は外的成果に影響を与える。目標を内部化する。そうすれば心の平静を保てる。 コントロールの三分法を徹底して、外的目標ではなく慎重に内的目標を設定することで、心の平穏を保てる。 p107
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悪くはないけど、もうひとつな感じ。引用群も有名なものばかり。『欲望について』はもうちょっとバラエティあったんだけど。
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