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原題は“Season to Taste”という洒落たタイトル。 著者モリー・バーンバウムは、料理の世界に入ろうとしていた矢先、交通事故に遭い、鼻と嗅覚皮質をつなぐ神経経路を損傷した。嗅覚が失われ、それに連動して味もほとんど感じとれなくなった。絶望のなか、彼女は何人もの嗅覚や味覚の...
原題は“Season to Taste”という洒落たタイトル。 著者モリー・バーンバウムは、料理の世界に入ろうとしていた矢先、交通事故に遭い、鼻と嗅覚皮質をつなぐ神経経路を損傷した。嗅覚が失われ、それに連動して味もほとんど感じとれなくなった。絶望のなか、彼女は何人もの嗅覚や味覚の専門家に助言を求め、試行錯誤を重ねながら、それらの感覚を少しずつとり戻してゆく。本書はその5年間の回復の過程を綴ったドキュメンタリー。 匂いや味を感じとれないということがどういうことなのか。それらの記憶も呼び出せないとはどういうことなのか。そしてどうすればそれらをとり戻せるのか。体験談として貴重なだけでなく、専門家へのインタビューやそれを踏まえた考察もあって、学術的価値も高い。
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交通事故によって嗅覚を失った著者。元々シェフを目指して修行中だったのに。絶望と希望。著者はだんだん回復してくるんだけど、その探究心はすごい。調香師学校の夏期講座を受講したり、いろんな研究者にコンタクト取ったり。読み物としても興味深かった。
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新型コロナウィルス感染症の症状に一定割合で嗅覚障害や味覚障害があります。あのパンデミックを経験した後から、マスクなしで呼吸して感じること・匂いが分かること、この事が如何に自分の生活に関わっているのか考えるようになりました。 この本は「香りのチカラ」(著・平野奈緒さん)で紹介されて...
新型コロナウィルス感染症の症状に一定割合で嗅覚障害や味覚障害があります。あのパンデミックを経験した後から、マスクなしで呼吸して感じること・匂いが分かること、この事が如何に自分の生活に関わっているのか考えるようになりました。 この本は「香りのチカラ」(著・平野奈緒さん)で紹介されていたので、知りました。交通事故きっかけで嗅覚を失った作者が、自身の体験を交えながら嗅覚とは何か調べた軌跡。香りを嗅ぐ、食べたものの香りが鼻に抜ける、その先で脳が情報処理をする。8つの章に区切られていて、専門的な話は一気読み出来ず、少しずつ読みました。 『においの役割がこれほどだったとは、失ってみるまで気づかなかった。自分が失ったものの大きさも夕食やお茶のひと口ごとに目の前に突きつけられるまで、わからなかった。-②サワーミルクと紅茶-』 暑い日が続く中、どことなく秋めいてきた風を感じる。これも香りを感じるチカラでしょうか( ゚д゚)ハッ! 2024.9
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